韓国語読解力向上、語彙力向上のためには、毎日、毎日、良質の韓国語に触れるのがベストです。
新聞記事を読むのも良し、興味がある小説を読むのも良し、ベストセラー本を読むのもよし・・・いろんなリーディング素材がありますが、コツコツ学習をしたい方におすすめなのは、韓国語雑誌『좋은 생각』。
『좋은 생각』は、1992年に創刊された韓国の月間雑誌、お値段1冊5,000ウォン。かなりお手ごろ価格です。
読者からの投稿エッセイ、作家やいろんな分野で活躍されている方の文章が掲載されています。
出版社ホームページによる「編集原則」は次の通りです。
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明るく、温かく、ポジティブな文章を掲載する。
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文章をまじめに、正確に書く
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社会の明るい面をみて、積極的な人生を生きることができるようにする
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社会のあちこちで働く人々が誇りを持てるようにする
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読者一人一人を大切にし、愛する
『좋은 생각』(日本語訳:良い考え)というタイトル通り、かなりポジティブな内容です。
【좋은 생각】 の特長
1日に読む分量が明確
私が、 『좋은 생각』が大好きな理由は、1日見開き1ページを読む構成になっているということです。各ページに日付がきちんと書かれているので、「今日はここを読む日だ!」と1日に読むべき分量が明確なのです。
語学の勉強にはとにかく習慣化が大切です!
1日の分量が明確な教材は、学習の習慣化にとても役立ちます!
読みやすい文章&多様な文章
次の長所は、読みやすさです。
新聞記事のように硬くなく、小説のようにあまりに叙情的でもなく、1文もやたら長いわけでもありません。語彙も日常的に使われるものが多いです。
いろんな文章が掲載されていますが、読者から寄せられた文章も多いので、一般的な韓国語ネイティブが普通に書いた文章に触れることができます。
1人の人が書いた文章ではなく、いろんな人が書いた文章が載っているのもありがたいです。ある人は硬めの文章、ある人は柔らめの文章、ある人は叙情的な表現をよく使い、ある人は論理的な表現をよく使う・・・などなどいろんな文体やトーンの文章に触れるのはこの雑誌ならではです。
難点をあげるなら。。
良い所づくしの雑誌なのですが、一つ悪い点をあげるとすれば・・・人によっては内容が合わないと思われる方もいるかもしれないということです。
『좋은 생각』の内容は、貧しい中頑張った、こんな親切なことをしてもらった、つらい経験を乗り越え今がある・・・などなど、「心温まるエピソード」「感動ストーリー」「成功談」などが比較的多いです。
どれも良いお話なのですが、こういう内容を「重い」と感じられるタイプの方にはちょっとおすすめできないかもしれません。
日本での『좋은 생각』の購入方法
韓国に行けば、簡単に購入できる『좋은 생각』ですが、日本にいながらにして購入する方法もあります。
出版社ホームページから海外定期購読を申し込む
もっとも低価格で定期購読ができるのは、出版社ホームページからの定期購読申請です(私はこの方法で定期購読をしています)。
すべての申請プロセスは韓国語なのですが、それほど煩雑ではありません。
「非会員」として購読申請を行い、住所や氏名はローマ字でOK。支払いはクレジットカードになります。
日本からの海外購読は、送料込みで72,560ウォンです(2024年1月時点)。
韓国語の本屋「CHECCORI」さんで定期購読を申し込む
韓国語の本屋さん 「CHECCORI」さんでも定期購読を受け付けています。
年間定期購読は、送料込みで15,950円(2024年1月時点)。
詳しくは、こちらの 「CHECCORI」 のホームページをご参考になさってください。
若干お値段は高くなりますが、 出版社ホームページから、韓国語で定期購読申請をするのが面倒、ややこしそうという方にはおすすめです。
メルカリで探す
いきなり定期購読をするのはハードルが高いという方、お試しにちょっと読んでみたい方は、メルカリなどのフリマサイトで探すのもおすすめです。
頻度は高くないですが、読み終わった『좋은 생각』を販売されているケースをちょこちょこ見かけます。
私も保管する必要がなくなった『좋은 생각』を出品したりすることもあります。
韓国旅行に行く人にお土産として頼む
【좋은 생각】は書店はもちろん、駅の売店、空港の売店、コンビニなどどこででも手に入る雑誌です。
もし、近々韓国旅行に行かれる知り合いの方がいらっしゃったら、「『좋은 생각』買って来て!」とお願いするのもありかもしれません。1冊読んで「良し、いける!」と思ったら、ぜひ定期購読をお勧めします。
「毎日見開き1ページを読む!」という目標を掲げて、『좋은 생각』にチャレンジする、中級以上のレベルの方にぜひおすすめの学習方法です。