この記事に書いてたとおり、
絶対絶対見逃してはいけないと心に誓っていた。
蝶々夫人。
週頭に頭を椅子に強打し。
たんこぶになって頭痛はするし、
目の周りが黒くなるというアクシデントがあったけど。
仕事も家事も手を抜かずがんばって、
本日休暇をとって行ってまいりました!!
(週末は夫さんのハイエースで初ドライブしたかったから、
平日休暇とりました)
もう本当に本当に素晴らしかった
ズボラな私が、
思わず鑑賞後のアンケートに答えたいって思うほど
主演の二人は、
ちょっとレベルが凄すぎて。
たまげた
って感じです。
いわゆるプリマドンナオペラなので、
主演のグリゴリアンさんの歌唱は、
もうもう存分に堪能できるんだけど。
素人の私でも、
普通じゃないのがわかるんですよ。
細かく細かく、
繊細に声(楽器)のコントロールしてるの。
今までそういうこと感じたのは、
例えばドン・ジョバンニでルネ・フレミングのドンナ・アンナ見た時とか。
録音だけど、
マリア・カラスのアリア集とか。
うまくいえないけど、
ボリュームとかだけでなくて、
声の質感とかを一音一音。
音程は移動しなくても、
声の質感は変化することもあるから。
そういう時私は、
心が震えます。
オペラの醍醐味って、
個人的には思ってるけど。
そこまでのレベルの歌手ってのは、
本当に一流の中の一流でもその中からさらに一握り。
(勝手な個人的意見)
グレゴリアンさんは、
未だかつて私が見たことがないレベルの。
本当玉虫色の声色っていうか・・・
パレットの色の数が、
誰よりも多いのだろうな。
両親共に一流のオペラ歌手というサラブレッド、
というのもあるでしょうし。
インタビュー見てても、
素の声からして。
強靭な声帯なのかな?
私はそんな印象をもちました。
そしてピンカートンの、
テテルマンさんも。
超人的なプリマドンナと、
互角に渡り合えるクラスの。
これまた類まれな歌手なんですね。
前回のつばめで、
既に心をわしづかみにされまくってましたけど。
同じプッチーニでも、
やはり「蝶々夫人」はオペラ作品としてドメジャー
主役二人の、
初夜の甘いデュエットなんて。
あまりに美しく素晴らしすぎて。
気絶するかと思うような感動でした。
(言葉にすると私の語彙力のせいで陳腐だけど・・・)
今夜は眠れないかも
ゲルブ総裁が、
二人はすでに大スターになってしまって、
ブッキングに苦労したと舞台裏で言ってた通り。
メトはキャスティング出遅れてしまったから、
二人とも今期がメトデビューだったものの・・・
すでにオペラ界では、
とうの昔に大騒ぎになった歌手なわけで。
もはや定着した評価がある、
ソプラノでありテノール歌手とのこと。
こんなキャスティングの、
蝶々夫人が見られるなんて。
生きてててよかった
あっという間の3時間18分だったけど。
終わったら腹ペコでした。
一人だっだけど、
ハンバーグのランチ。
平日ランチは安くていいですね。
でもピンカートンは、
圧倒的にアラーニャよりテテルマンが好みだった。
(アラーニャは別に嫌いではなくて、
カルメンとかホフマン物語とかあとヴェルディの椿姫やドン・カルロあたりだといいなって思う)