間が開いてしましましたが、
クリスティーネ・オポライスさんの記事の続きです。
過去記事↓ クリスティーネ・オポライスの蝶々夫人①
https://ameblo.jp/yukisanan/entry-12400434038.html
私がこの中で触れた、
2014年メトロポリタンオペラにて蝶々夫人でデビューを果たした際の、
伝説について一応ご紹介しておこうと思います。
蝶々夫人という演目は、
再三私も書いてきましたが、
プリマドンナオペラと呼ばれるほどに、
主役はずっと出ずっぱり。
おまけに可憐な少女のわりには、
かなりダイナミックに高音を張り上げるような曲が延々と続きます。
さらに言えば感情移入して、
情念で歌い上げるような役柄ですので、
素人目にも相当なエネルギーを要するのは明らかなんです。
過酷なレッスンに耐えぬいて、
頂点に君臨した歌手の役だとは思いますが、
それにしても舞台を降りたら満身創痍。
声帯の負担なんか考えたら、
しばらくは喋れないんじゃないかな・・・
なんて想像してしまいます。
実際メトという大舞台のデビューでそんな大役を終えた彼女は、
朝方5時近くまで寝つけなかったそうです。
ところが朝7時半には電話で起こされたそうなんです。
電話の主はメト総裁のピーター・ゲルブ氏
その日のマチネの「ラ・ボエーム」ミミ役を、
急きょ打診されたそうなんです
なんでもアニタ・ハーティグというソプラノ歌手が、
体調不良により直前に降板したらしく、
せっぱつまって懇願されたようなんですね。
常識的には考えられないようなこの事件。
実際ゲルブ氏も事前に
「METの歴史始まって以来、
蝶々夫人を歌った翌日に昼公演でミミを歌うようなソプラノはいません。
どうか皆様、彼女を応援してあげて下さい」
とアナウンスしたそうですね。
以上が伝説の顛末です。
非常に肝がすわった、
男前な人柄が伝わってきますよね。
さらに言えば体力的にも、
人並み外れているんでしょうね。
実際美人ではあるものの、
相当大柄なタイプですので、
モデル的というよりは、
アスリート的な雰囲気を感じさせます。
引用元:http://ebravo.jp/nbs/2018/Roma/archives/751
ラトヴィア出身とのことですが、
ラトヴィアといえばオペラ界一美人だと私は思っている、
エリーナ・ガランチャさんも同郷です。
このお二方の存在で、
美人歌手といえばラトヴィア
というイメージが、
近年オペラ界で浸透してきているように思います。
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