泌尿器科の受診方法 ~問診編~ 第二次性徴を迎えたお子さんに伝えたい事 | 生きていく中で必要になる性の話 JISEIのブログ 

生きていく中で必要になる性の話 JISEIのブログ 

安心安全な性行動を取る為に、リプロダクティブヘルス (性と生殖に関する健康)についてのお話です。全年齢、男性女性に、生きていく上で必要な性の話を、看護師・保健師・思春期保健相談士の視点でお伝えします。主権者教育として性教育の大切さを感じています。

 

 

生きていく中で必要になる

性の話 

親が我が子に語る様な気持ち

で書いています
 

大切な事は

安心安全に
に関する
行動ができる

為の情報を知り

 

 自分自身で選択できる
という事です

 

 

 

 TODAY'S
 
泌尿器科の受診

 

 

 

第二次性徴が始まったら、

性の困りごとについて積極的に相談できる

かかりつけのお医者さん、

ホームドクターがいたら、

とっても心強いですよね。

欧米では、複数常設されている

ユースクリニック

(若者を対象にした基本無料の

性に関する相談施設)

があり、

日本でも少しづつ

開設されてきているようですが、

全国的な展開には、

まだまだ時間を要するようなので、

男性が、性に関する問題について、

身近で相談できる医療機関は、

泌尿器科という事になります。

しかし、

初めて受診される方にとっては、

高いハードルがあると思われる為、

今回は、泌尿器科受診の問診では、

どんな事を聞かれるか

お話をしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

排尿時の痛み 

尿をする時の痛み 尿のし始めの痛み

尿を終わる時の痛み

 

残尿感

尿をした後すっきりしない 

排尿した後も残っている感じがする 

 

尿が出づらい

尿の出が悪い 尿の勢いが悪い 

尿の出だしに時間がかかる 尿が細い

腹圧を加えないと尿が中断する 

        腹圧を加えても尿が中断する

終わるまでに時間がかかる 

尿が全然出ない

 

尿漏れ

夜間の尿漏れ 昼間の尿漏れ 

くしゃみ、咳等お腹に力を入れると

尿が漏れる おねしょ

 

尿の回数が多い

オシッコの回数が多い

(昼間  回、夜間  回)

夜間の尿が近い 

トイレに間に合わない

 

尿に混じる

尿が濁っている 血が混じる 

色が赤い 尿が泡立つ 潜血蛋白

 

精液に血が混じる

 

痛み

下腹部の痛み 下腹部の不快感 

腹痛左・右 背中の痛み左・右 

腹部にしこり 腰の痛み

 

結石があると言われた 結石治療希望

 

陰茎

腫れている 痛み 赤い 

異物(イボ、ぼつぼつがある)

 

陰嚢

腫れている 睾丸が触れない・無い 

しこりがある むくみがある

 

睾丸の腫れ

 

尿道の先から膿がでる 

性病が心配 性病の検査希望

 

男性機能の異常

 夫婦生活がうまくいかない 

子供ができない EDの治療希望

 

包茎

 

前立腺がん検診希望

 

 

 

 

 

 

 

国際勃起障害機能スコア

最近6カ月であてはまるものに

チェックしてください

症状 点数 頻度

1 勃起を維持する自信の程度は

どれくらいありましたか?

 

2 性的刺激による勃起の場合、

何回、挿入可能な勃起の硬さ

になりましたか?

 

3 性交中

挿入後何回勃起を維持

することができましたか?

 

4 性交中に、性交を終了するまで

勃起を維持するのは

どれくらい困難でしたか?

 

5 性交を試みたときに、

何回満足に性交ができましたか?

非常に低い 低い 普通 高い 非常に高い

 

6 性的刺激 

一度もなし 全くなし  又はほとんどなし 

たまに(半分よりかなり下回る回数)

時々(半分くらい)

おおかた毎回

(半分よりかなり上回る回数 

毎回またはほぼ毎回

 

 

 

これらの症状はいつ頃からありますか?

約(  ) 日・週間・ヶ月前

 

 

 

これらの内容について、

問診で質問される事があります。

その他にも、項目によっては、

性に関するパートナーの性別

感染症の有無と可能性

性産業従事者との接触 

 

等について質問される事があります。

これらの内容について、病院に行く際に

前もって症状をまとめておくと

スムーズに困り事を伝える事が出来ます。

 

 

 

 

 

スウェーデン・イギリス・

フィンランドなどには、

13歳から25歳までの若者を対象にした

ユースクリニックという

医師、助産師、

看護師、臨床心理士

基本無料で、

性に関する相談にのってくれる

施設があります。

 

 

 

 

 

 

 

 https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

 

 

 

 

サムネ写真は、

1月に行われた

思春期保健相談士の研修の際に、

発表者に対して出された

景品のテンガです。

テンガは、

ハードタイプ、ソフトタイプがあり、

射精障害の治療用具として

使用されており、

マスターベイター

と呼ばれています。



かなりの情報量の貴重で濃密な講義を

受講させて頂いたのですが、

こういう事が、

特に、かなり記憶に

しっかりと残っております笑い泣き