富士山登頂 | ゆきねむ

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「ゆきののねむねむ日記」略して「ゆきねむ」

あまりにもだらだらした生活にきりをつけるため日記の執筆を決意w

夫が就寝後、眠い目をこすってほぼ毎日更新中!

富士山のおやつ準備はこちら
登山開始までの状況はこちら

17時50分に山頂に向けて、五合目を出発しました!
協力金として千円を収めました。冊子と木札がもらえます。木札をリュックにつけて気を引き締めて行きます!


 

なんと最初は下りでした。獲得標高増やさないで欲しいなぁ…

って思ってたら、雨が… だんだん大粒に… あかん! リュックにカバーをして、レインコートを出して上だけ着ました。もーふらへんって言ってたのになぁ〜他所のツアーのガイドさんが(笑) 天気予報も不穏。まあ、夜から明日の午前中にかけては雨じゃない予報が救い… どーなるかは、神のみぞ知るなんだけどね。

この雨は、通り雨だったようで、すぐにやんで、なんと二重の虹が!
思わず外人さんに、レインボーって言っちゃったよ(笑)
あわてて写真撮ったら自分の指入りです(T_T)

雨上がりの景色がきれいでした。

 

18時17分に、富士山登山道(吉田口)の看板の場所、泉ケ滝(標高2275)に到着。ここからが、本格的な登山になるのかなぁ〜

 

てくてく歩いていくと、どんどん暮れてきます。

18:47に、六合目到着。緊急連絡先の電話番号が書かれたルート地図を頂きました。時間が早すぎて、山頂で過ごす時間が長くなりそうですが、大丈夫ですか?気をつけてくださいねってお声がけ頂きました。
ここまでオンスケです。少し、おやつ休憩をとりました。
チリムーロさんとノノさんのケーキ美味しすぎ!!
これから登っていく道と山小屋が見えます。先はながいなぁ…

 

19時頃、再出発
で、いきなり道を間違えて、下山道に入っちゃいました(T_T)
なんで、前から人来るんだろう?って思ってたら、下山道だったからでした。
看板みたと思ったのに、完全に見間違えてました。でも、この看板ちょっと誤解を招くような…

30分ぐらいロスりました。まあ、2時間ぐらい余裕があるので大丈夫でしょう!って、この時は思ってました…
少し休憩 チリムーロさんに癒やされる!

下界は完全に夜景モードに移行しました。

途中、2回程、ノノさんとチリムーロさんのお菓子で休憩を取って、21時07分に日の出館、21時14分にトモエ館。
トモエ館さんは、21時で閉店していました。
7合目に入ってから、普通の道が減って、岩場が半分ぐらいあります。歩幅狭く歩けないので、すぐに息が上がります。めちゃくちゃしんどい。
狭いところでは、後ろからの圧を感じてしまって、さっさといかなきゃとか思ってしまって、余計に自分のリズムが崩れ、疲労困憊…
かなり渋滞もしてました。
いろいろヤバいです。

21:40 鎌岩館着 呼吸がしんどい。肺が痛い。岩場多すぎ…

食欲もなくなってきました。夫は、寒くなってきて防寒してるのに、私は暑くて… でも、止まると寒くて…
たぶん、東洋館で、おやつ食べたのが、22:42。
そして、そこから約1時間で、八合目の太子館(標高3100m)へ
ここからは、夫だけ補給食食べたり、ジュレ食べたり…
とにかくしんどい、渋滞もスゴイけど、むしろ渋滞で止まるほうが息が整えられるので助かる感じです。

0:13 蓬莱館到着

 

1:11 元祖室到着
この時点で、私、かなり廃人になってました。息が整っても三歩進んだらまたぜいはぁぜいはぁ的な…
七合目から本八合目って、標準では、3時間で登るはずなのに、5時間以上かかってまだつかないとか…
気持ちも挫けてきてます。とにかくツライ。
食欲なかったんですが、ここでは、コーンスープを頂きました。温かいスープが嬉しい♪
もう写真撮る余裕もありませんでした。
私より、疲れてるようにみえる外国の女性が、私の隣の場所にまっしぐらに進んできて、狭い隙間にドカッと座られて、私は斜めになったり(笑)
みんな大変。

どこだったか忘れたけど、2時頃、八雲もちを… ふわふわ柔らかいので、食欲なくても喉を通りました。

御来光館に到着したのは、3時頃
ここで、このまま登り続けるか、ひとまずここで休んで、御来光をみてから、もう降るか、山頂までいくかの判断を…
夫は、私があまりにも、弱ってるので、もう諦める方がいいと考えていたようです。
でも、私は、もうちょっと頑張ってみたくて、先に進むという選択をしました。

無理せず、ゆっくりゆっくり登りました。ちょっと歩きやすくなったのもあって、九合目に到着した時に、呼吸が楽になっているのを感じました。あれ?もしかして、気圧にやっと慣れた?
どんどん明けてきます。後ろを気にしながら登ります。

 

4時頃、いい感じの隙間をみつけて、ここで、御来光見る?って一回なったのですが、この日の日の出が、4:53だったので、残り400m頑張ろうって、またまた歩き出しました。
が、山頂には間に合わず…
誰かのサンライズ!的な声で、振り返って、端に座って御来光をながめました。キレイだった!見れてよかった!

斜面にいる誰もが、静かに日の出を見守ります。
山頂には、5時に到着しました。延べ11時間… 標準の倍近くかかりました。ちかれた〜

 

本当は、お鉢めぐりもしたかったのですが、もう無理と判断しました。なので、富士山の一番高いところにはいっておりません。m(_ _)m

 

写真では、一瞬、簡単そうに見えるお鉢めぐりですが、よく見ると、向こう側にいる人、めちゃくちゃ小さいし…
標準で、1時間半かかるってことは、私なら3時間? 帰りのバスに間に合わんくなりそう…
山頂のトイレは、300円でした。強力シャワーで流すしくみ。

富士山のトイレは、いろいろな方式があるので、使い方間違えないように注意が必要です。
1時間ぐらい休んで、栄養補給して、下山開始!
下山は、4時間とのこと。まあ、下山やし、大丈夫やろって思ってたら、めちゃくちゃ甘かった…(T_T)

下山道は、キャタピラ車が通る道を降りていくんですが、ジャリジャリの道で、すべるすべる…

その滑るのを利用して、たったか降りていく人もいるんですが、怖くて、私には無理で、脚でふんばってたら、膝に痛みが…
登りでも、千人以上の人に抜かれましたが、下りも抜かれまくり…
夫いわく、須走口に降りる方は、大砂走りがあって、めっちゃ楽しいとのことですが、私は、楽しめなさそう…
吉田口と須走口の分岐のところで、ふたたび、お手洗い利用。下江戸屋さん。こちらは、200円で、バイオ式なので、紙を流してはいけないタイプでした。
水が茶色で、前の方が、最初、このトイレ汚れてるから利用しないほうがいいわっ!言ってました。で、隣も一緒ってことがわかって、大丈夫だったごめんねって言ってくださいました。はじめてだと、わからないことだらけです。

吉田口の下山ルートになって、ちょっとマシになったかと思ったのもつかの間…
全然、歩きやすい道はやってこない…
ジグザグの道を降りていくのですが、夫が、数えたら、残り36曲がり(T_T) うそやん
数える気力も萎える
途中から、ジグザグの振り幅が減ったので、ほんと助かりました。きつすぎる下山。
シート広げて休憩もしました。休まないと耐えられない。他にも、疲労困憊の方何人かいらっしゃいました。
スキップや、駆け下りてる人、ほんと尊敬する。

緑の石がたくさん落ちてて、靴とかが緑になりましたよ!
写真だと、全く緑に見えませんが、きれいなエメラルドグリーンでした。

 

36曲がりを終えて、今度は、だらだらとくだって…
もうすぐ六合目ってとこに、お馬さんがいっぱいいた!
おっちゃんたちが、お馬に乗って帰れますよ〜的な営業トーク…
乗りたい!けど、お金ない(笑)
庶民は頑張るしかない!
外国の方が乗ってるの見ました!うらやましす!

六合目に到着して、やっと心が落ち着いたけど、時刻が確か、10時半ぐらい… 下り始めてから4時間半もたってる…
六合目の方が、頑張って、後20分って!!
えっ!後、20分でいけるの?っておもったけど、そんなことはなかった(T_T)
きっちり1時間かかりました。だって、最後、登りだし…
六合目から五合目の道は馬糞にも注意が必要です。

疲れたー
疲れすぎたー
最後、もう、めちゃくちゃ歩くの遅かったです。すでに、前日の筋肉痛来てる感じだし…
これから、登る人に、にこやかに挨拶しようとしても、苦悶の表情が出てしまう。鍛錬がたりませぬ。

結局、土曜の18時に出発して、日曜の11時半に下山完了。実に、17時間半もかかりました。標準なら10時間15分のはずなのに…
自分が、こんなに気圧と、下りに弱いとは思ってもみませんでした。
でも、御来光も見れたし、無事帰れて良かった♪

富士山は、一度は登ってみたほうがいろいろ楽しいとは思うけど、二度とはいいかなって山になりました。
間違いなく、人生で一番つらい体験でした。ボソクラの方が楽ってどうよ(笑) まあ、やっぱ自転車は、徒歩より楽ってことだなぁ

山小屋ごとに、写真をとって、記録しておけばよかったなぁって反省しています。いろいろ余裕がなかった。
五合目は電波状況良くないんですが、上に行くほど、クリアになって、携帯がつながる不思議!
なので、バッテリーの減りも想像より大丈夫でした。
外国の方もたくさん登ってらして、常にどこの言葉かわからない言葉や、音楽で満たされていました。元気もらいました。
日本に満足してくれると嬉しいなぁ
その国の最高峰の山に登れるって結構スゴイことだと思うので、いい想い出になってくれますように!

その後のことは、また次のBlogに…