家族が履く靴下の穴を、「家族に内緒で」日々日々縫いふさいでいる私。

 

内緒で縫う理由は、「縫ったよ」と本人へ言ったが最後、縫い目が気持ち悪いからともう履いてくれなくなるからだ。

 

縫われていることに気付きさえしなければ、まだまだ履いてくれる…

そう信じて黙って縫い続けていたんだが、すっかり成長した息子のことをとうとう騙せなくなってしまった。

 

「これ、縫われてる。」と、彼は足先の異変にすぐに気が付くようになったのだ。

 

 

私は自分が好きで縫っているだけで、履くのを嫌がる人間に無理やり縫った靴下を履かせるつもりは悪い。

 

靴下ってのは毎日のことだから、ここが気持ち悪いと生活の質が落ちる。

 

だから、息子が要らないと言った靴下は、処分!

……は、しない。

 

息子が履かない「縫われた靴下」は、その後私が履いている。

息子はすでに私より足が大きいので、サイズ的にも余裕で履ける。

 

 

 

 

 

 

縫われたお古を履いている私を見て、息子が言った。

 

「その靴下、気持ち悪くないの?」

 

私は、こう返した。

 

「全然平気。むしろ違和感があるおかげで『今私くつ下使い切ってるぅ〜!』って実感が湧いてとっても良い気分。」

 

息子には「え〜〜〜〜」と引かれた。

 

 

自分で言いながら気づいたが、昔、私が大人の歯列矯正をしていた時もこれと全く同じ気持ちだった。

 

矯正痛くない?と人から聞かれるたびにこう答えていたのだ。

 

「歯が痛めば痛むほど、『今私の歯が動いてるぅぅぅ〜』って実感できてむしろ痛いのが嬉しい。」

 

それを聞いた友達にも「え〜〜〜〜」と言われた覚えがある。

 

 

我ながら、なかなか前向きだと思う。靴下の違和感も、歯列矯正の痛みも、なんでも捉え方一つ。

 

節約の不便さを感じるたびに「今お金が貯まってるぅぅぅ〜!」と思えるようになれば、どんな節約も楽しくてたまらん。

 

ただしそれを人に強制はしない。

自分の中だけで楽しむのが、不便節約の鉄則だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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