
雑誌「プレジデント」のバックナンバーを読んだ。
2023年11月号、テーマは「人生の価値」。
図書館で見つけて、おもしろそうだなぁと思い借りてみたところ、のっけから読み入ってしまった。
どうしたら幸せになれるのか、といきなり壮大な未来を無責任に語るのではなくて、
「あなたは今、なぜ幸せになれないのか」
という冷静な現状把握から始まり、ダメなところを一つ一つ潰していく、具体性を感じる話であった。
「良い人生」が実現する3つの条件
本誌の一番初めに登場した、タイトル記事が特に面白かった。
「良い人生」が実現する3つの条件とは
①決して、他人の幸福をうらやんではいけない
②決して、うまくやろうと気負ってはいけない
③決して、崖っぷちでもズルをしてはいけない
詳細はぜひ本誌を読んでいただきたい。
これ中古で買おうかな、と思うほどに膝を打つ話だった。
アマゾンで少し試し読みできる。
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この3条件は、どんな環境にも当てはまる。
たとえば、
「良いブログ人生」を送るには・・・・
①決して、他人のランキング上位をうらやんではいけない
②決して、うまく書こうと気負ってはいけない
③決して、崖っぷちでもアクセスを買ってはいけない
と、このあたりか。
人生(ブログ)というものは、 自分の世界で、自分の価値感に沿って過ごす(書いている)間はとっても幸せだ。
しかし、そこへ「誰か」の様子がチラチラと目につくようになった途端、なーんか生きづらい(書きづらい)なぁ… という気持ちになってくるのである。
「他人の幸福をうらやんではいけない」という点について、この記事を執筆した楠木建氏は、ラロシュフコー「箴言集」の言葉を引用して、こう解説していた。
幸福になるのは、自分の好きなものを持っている状態である(からで、)
他人の良いと思っているものを持っているからではない。
他人の幸福(=他人が良いと思っているもの)を羨んで、それを同じように手に入れたとしても、自分の幸福につながるわけではない。
だから、羨むことは意味がないどころか、幸せを遠ざけてしまう、ということだ。
正論、紛れもないド正論。
だけど凡人の私は、他人が欲しいものと自分の欲しいものとが、たまたま完全一致している場合もたびたびである。
新しいボールペン買いました!という記事を見て、うっわ私もそれ欲しい…と羨ましくなりせっせと文具屋に通うそれもまた、実は結構楽しくて幸せなんだよなあ。
推しのブロガーさんがアメトピになってて、羨ましい!けど嬉しいぜー!っていうこれもまた私にとっては、複雑な幸せの形だ。
ラロシュフコー箴言集(P.23 48号)
みちたりた仕合わせは好みの中に存在するので、事物の中にあるのではない。
だから人は自分の好きなものを得ることによって幸福になるので、他人が好ましく思うものを得るからではないのだ。
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