今期のNHK朝ドラにハマっています。
ストーリーのモデルになっているのは植物学者の…
という説明がもうこのブログで何度目か分からないので、ちゃちゃっと過去記事を引用しますね。
小学校中退した主人公・万太郎がとうとう、天下の東大へ足を踏み入れました。
その経歴から、当初研究室では周囲から完全に舐められていた万太郎でしたが、ここぞというところで教授にズバリ流暢な英語で言い返し、能力を完全開放します。
見事なスカッと展開に、気持ち良いことこの上なし!
なんですが、ドラマの中とはいえ私がすごいなあと思ったのは、その場にいた東大の学生たちです。
突然やってきた万太郎が、難しい試験も受けずにさっさと教授に気に入られた様子を、彼らはおおかた好意的に受け止めていました。
もし私がその学生の立場だったら、「自分たちは血の滲む努力でここまで来たのに万太郎は、」という嫉妬心が、その瞬間わかないとも限らないような気がします。
突然ぽっと現れて、成功をかっさらっていくような才能ある人は、様々な場面で時々見かけます。
幼い頃なら、高学年になって突然入部してきた子が、長くやってきた子を差し置いて突然レギュラーを取るとか。
大人になってからだと、中途入社した社員が、ものすごいペースで売り上げを伸ばし、懸命に頑張っていた他の社員を差し置いていきなり社長賞を取るとか。(私の職場の実話です。)
芸能の世界でも、もしかしたら似たようなことはあるかもしれないですね。
そういう人は贔屓されてるとか、運がいいだけだとかいうふうに揶揄されがちでしょうが、突然突き抜けて出てくる人というのはやはり、裏ではなにかしら努力している場合がほとんどかなという気がします。
努力というのはなにも「実力を磨く」だけには限らなくて、人脈を広げるとか、お金を費やすとか、そういうことも努力の一つだろうと私は思っています。
自分の努力と方向性が違うと理解は得られにくいので、「お金じゃなくて実力でやれよ」みたいな話になりますが、その場合でも、「費やすお金を稼ぐための努力」を大体の人はきっとしてきたのだろうと。
できる人ほど、「他人と比べない・誰かのせいにしない」という精神性を持ち合わせているように感じていて、突然現れた万太郎を快く迎え入れた他の東大生たちは、まさにそんな雰囲気でした。
今後ドラマとして様々な描かれ方をしていくとは思いますが、少なくとも、知らないものが急に飛び込んできたあのとき、あの瞬間の学生たちの態度は素晴らしく、自分もこうありたいと思わせるものがありました。
嫉妬の気持ちが湧くことは人間として仕方ないとしても、嫉妬することと、「粗探しをし、攻撃する」こととは別物です。
苦い気持ちが自分に湧くようなことがあっても、そこから何かと理由をつけて他人を攻撃するような人間にはなりたくないと思います。
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