
9月家計簿の締め作業をしている。
今回は期待できる!
と思い、食費だけは早々に、9月30日のうちから計算をしたところ、3人家族の9月分スーパー費は、70,625円。
高っ!!
と思われたろうか。
いやいやこの数字、ほぼ予算通りである。
今年7月から、我が家のスーパー費は7万円に設定していた。上出来だ。
いよいよ家計危機を感じた8月からは、野菜の見切り品も買うようになった。
今までは、激安スーパーの「ほぼ腐っている見切り品」しかお目にかかったことがなかった。
ところが、違うスーパーでは、まだ新鮮に見える野菜が、早い内から見切り品コーナーに並ぶことを発見したのである。
そのスーパーは、全体的に良い物が売られているぶん客が少なめで、肉も野菜もかなり頻繁に割引シールが貼られる。
野菜なら特に、ちょっとお高めの、生産者さんの名前が付いている野菜なんかが狙い目だ。
ピカピカのエリンギが4割引になっていてギョッとしたこともあった。
夫が趣味の自転車に乗り始めてから肉・魚の消費が増えたが、野菜の消費量も半端ではない。
普通に調理した野菜と共に、毎日欠かさず食べているのが野菜スープだ。
野菜スープといえば、「ハーバード大学式 命の野菜スープ」というものを最近よく聞く。
キャベツ
人参
玉ねぎ
カボチャ
で作るものだが、これの日本版があるのをご存知だろうか。
世界の科学者トップ5に選ばれ、抗がん剤の研究でノーベル化学賞候補にもなった、前田浩先生が提唱されたものだ。
「ハーバード大スープ」を発表した髙橋弘先生と同じく、前田先生もすごぉぉぉぉぉく有名な、がん研究の世界的権威である。
(髙橋先生と前田先生はお知り合い。)
ハーバード方式で使う野菜は4種類。
対して、前田先生考案の日本方式は、野菜5〜6種以上。(理想は6〜8種。)
これを切って、煮込むだけ。
日本式の方が、野菜の数が多い分めんどくさそうと思うかもしれないが、これは断言する。
日本式の方が美味しい。
なぜなら作り方そのまま、入れる野菜の種類が多いからだ。
ハーバード式の4種類でも作ってみたが、それよりももっと、とにかくいろんな野菜を入れるほうが、味が複雑になって美味いのである。
また、料理嫌い的には、「この野菜じゃないとダメ」みたいな縛りが、日本式には無いのもいい。
カボチャも人参もないけど、冷蔵庫にある野菜で作ろう!とやる気になる。
ハーバード式と、日本式、両者で同じなのは
味付けを一切しない点だ。
わずかな塩すらも入れない。
(ただし前田先生曰く、野菜スープは何より続けることが大事だから、状況に応じて味付けしましょうとのこと。)
(また、前田先生と、ハーバード式野菜スープの髙橋弘先生は、別にライバルという話ではない。同じ方向を向いてガン研究を続けてこられた同志だ。
前田先生の本書にも、ハーバード式の髙橋先生が寄稿されている。)
夫がこの、日本式野菜スープを雑誌で見かけ、興味をもった。
試しに作ったところ、
塩を入れなくても美味い。
野菜から出るうま味にすごく癒されて、以来朝は必ず、気が向けば夕食にも、この塩なし野菜スープを飲むようになった。
もう二ヶ月以上になる。
おいしく作るポイントは、とにかくいろんな種類の野菜を入れること。
家にあるもの、なんでもいい。
たとえばこの日はニンジン、キャベツ、玉ねぎ、小松菜、エリンギ、かぼちゃ、底にはレンコンとナスが入っている。
これで8種類。
それらを好きなサイズに切って、
高温で一気に煮る。
最初っから弱火でじっくりコトコト煮てはいけない。
野菜の細胞壁を壊して、有効成分を溶け出させるために、まずは95度以上の高温で5分以上煮るのがポイントらしい。
切って煮るだけなので超簡単。味付けしないので「失敗」も存在しない。
我が家ではこのスープを、3日に1回ペースで作っている。
となると、まじで野菜が要るのだ。
珍しい野菜なんかも、ちょっと試してみたくなる。
まだまだ新しいけど見切りシールが貼られた野菜たち、スーパーで見つけたらすぐに買って、刻んで、野菜スープ用に冷凍ストックしている。
野菜スープのメリットは健康にいいところ。
デメリットは、(この物価高の時代に)相当量の野菜の確保が必要、ということくらいで他には特に見当たらない。
が、低血圧な私に限っては、「みそ汁をあまり飲まなくなった」のはデメリットかもしれない。
かかりつけ医から、「血圧が低いので朝にみそ汁飲むといいよ」と勧められているのに全然飲んでいない。
無塩の野菜スープに舌が慣れた結果、みそ汁の塩分が得意ではなくなってしまったのだ。
野菜スープを取り分けて、息子用としてみそ汁やその他味付きスープにもするのだが、夫も私ももっぱら味無しの方を飲んでいる。
野菜スープ、「あんまり美味しくないけど我慢して飲む」のなら続かなかったと思う。
本当に美味しくて、 夫も私も好んで飲んでいるから、この2ヶ月欠かさず続いている。
食費はかかるが、健康には代えられない。
胃腸の調子もすこぶる良好で、医療費削減にだって効果アリかもしれない。
肉も魚も野菜もたっぷり摂りながら、スーパー費7万円を守れるようにこの先も工夫してがんばる。
がんばるぞ!
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