
鳥インフルエンザを理由に卵が値上がりし出したのは、いつだったか。
あれをきっかけに、私の卵の買い方はすっかり変わった。
昔は、1円でも安い卵を!とタイムセール狙いだった。
しかし最近はむしろ、 数十円の差なら高い方の卵を選ぶようになったのだ。

すっごく安い、いつもは98円だった卵が300円にまで値上げしたとき、当時250円だった高級卵も、同じく300円になった。
同じ値段なら、元値が高い方の卵を選ぶ方がお得な気がする。
そうしたらいつのまにか、「良い卵」を普通に買う習慣がついてしまった。
今では、安い卵が200円まで下がり、高い卵が再び元の250円まで下がったのだが、 安い200円ではなく250円の方にしようかな…と、以前は絶対に買わなかった高い卵へ手が伸びそうになることがある。
高い卵には「平飼い」とか「純国産鶏」とか書いてあるのだが、
それと安い卵とで味がどう違うかなんてサッパリ分からんのに、なんとなく高い方を選ぶことが増えた。
そしてもしかしたら、今98円の激安卵をスーパーで見ても、この卵大丈夫かな何が理由でこの価格…?と逆に手が伸びないかもしれない。
それほどに、この数ヶ月の間に卵の品質というものに私はかぶれてしまったのだ。
近所では、卵価格の逆転現象が起きているところもあった。
世間が卵不足になる前、激安スーパー98円卵の隣で、250円の平飼い卵を売っていた有機野菜農家さん。
スーパーの卵が300円に上がったら、250円据え置きで頑張っていた平飼い卵の方が、値が安くなったのだ。
今はだいぶ卵の価格も戻ってきていて、250円より安い卵をスーパーで見ることもあるけれど、あの時「平飼い卵」を買うことに慣れたママ友は、今だにそちらの有機農家さんから卵を買っているという。
今までの卵が安すぎた気はする。
赤字覚悟で客寄せに卵を使うという話も聞いていた。
はて、卵の適正価格っていくらなんだろうか?
少なくとも98円じゃないだろうなとは思っている。
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