
2024年9月、Amebaが20周年を迎えたらしい。記念サイトも開設されている。
おめでとうございます!
今年40歳の私、 20年前といえば、20歳。
夫と出会ったのがこの、ハタチの年である。
某イベントに来ていた客同士、という出会いだった。なんと素敵な偶然の出会い!
……という体でいるが、実は私は、夫に直接会う前から彼の存在を知っていた。
そのイベントでカメラマンをしていた彼が、主催者サイトのブログにレポート記事をアップしていたからだ。
カメラマンなのに、写真ではなく、文章一本の記事を書いていた。
その文章がとてもスマートで美しかったので、どんな人が書いているのかと気になってたまらなかった。
つまりこちらだけが一方的に相手の情報を持っている状態で、はじめましての挨拶をしたのである。
ブログの文章のイメージから繊細なイケメンを想像していたところ、想像とはだいぶちょっと違って普通の人だった。
しかも無口。 喋りゃしねぇ。
ふーん…って感じだったが、やっぱり彼の文章は気になって、後日、イベント打ち上げの場で再会、意気投合。
すったもんだを乗り越えたり乗り越えられなかったりしながら現在夫婦となり、一男をもうけた。
私から夫への第一印象は「ふーん…」だったが、夫による私への第一印象はもっと酷い。
なんと、「気憶に無い」。
つまり、会ったこと自体を覚えていないという。
再会となった打ち上げの場が初めましてだったと、彼は思っていたらしい。
お互いにこんな感じだったから、私の方からなんとなくでも彼に興味を持つことがなければ、そのまま立ち消えていた出会いだったと思う。
もし、彼の書いたブログの文章をひとつも読んでいなければ、ふーん…という感想のまま私はきっと、今とはまったくちがう人生を歩んでいた。
3年前に私自身もこのブログを始めてから、ブログの無い人生というのはちょっともう考えられない。
同じく20年前も、もしブログというものが無ければ、夫との出会いにおいて私の人生は動いていなかったと思う。
夫のブログを読み始めた、自分でブログを書き始めた、そのはじまりは何の決意も持たないマウス操作の、ただの指の動きだった。
その指一つでこんなにも私の人生が変わった…
のだけど、なにかが変わるかもなんて最初は誰も考えちゃいない。
日常の延長として、毎日いろんな人がただ気楽に楽しくブログを書いたり、読んだりしているだけ。
そしたらいつのまにか、知らないうちに、自分の人生がものすごく大きく動いていて、驚くのだ。
たくさんの人が、「そういえばあれがきっかけだった」と、過去に書いたり読んだりしたブログのことをずっと後になってから振り返ってみたり、
中にはそのことをネタに、また自分でブログを書いては、幸せな記憶に浸ってみたりすることもあるんだと思う。今日の私みたいに。
※Ameba18周年の時はこんなこと思い出してました。
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