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毎度エッジの効いた記事を書く、お友だちのペドロさんが、こんな話をされていました。
「幸せとお金の比例関係」
我が家の世帯年収はペドロさんの3分の1ですが、それでもとても共感しました。
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このブログ開設当時、我が家の世帯年収は600万でした。 手取りは450万です。
その前は私が働きに出ていたり、 逆に今は家で内職していたりするので、現状世帯の実質手取りはもう少し多いと思います。
私の収入は、昔も今も「無いもの」として考えて、すべて貯金に回しています。
ですから生活に使えるお金は、450万円が限界値という認識です。
この金額で幸せかと問われたら、私は「幸せです」と即答します。
でもそれは、私が地方に住んでいて、子どもも一人だからだと思います。
「手取りで450万もあれば、贅沢さえしなければどんな人にとっても充分な生活費だろう…」
と昔は思っていましたが、ブログを始めてしばらくしてから考えが変わりました。
特に東京なんかに住んでいると、とてもとても450万では足りないのかもしれない。
ということが、他の方のブログを読んで分かるようになってきたからです。
地方なら5万円も出せば借りられる広さの物件も、都会では当たり前に10万円を越えていたりするし、あとは何より教育費。
中学受験がなかば当たり前の、公立より私立が強いエリアがあるということを私はこれまであまり知りませんでした。
現在70代の父は結婚前、都会に住んでいて、中学受験向けの学習塾で先生をしていました。
それで、先日聞いてみたんです。
父が先生をしていた40年以上前に、中学受験者がどれほどいたのかと。
そしたらこんな返事がありました。
「結構いたで。生徒も多かった。
オレの同級生も何人か中学受験して、
私立中学に行ったしな。」
いやいやいや。
70代父の同級生…
その中学受験ってつまり
40年前どころか、
60年前に中学受験する層がおったんか?
しかも複数人?
どんなエリアやねん、と。
そういう地域もあるんですよね。
いろんな例を見ていたら、別に贅沢をしたいわけではなくても、住むエリアによっては高額な教育費が必要になることがある、と分かるようになりました。
そこで暮らす人に「じゃあ中受しなけりゃいいじゃん」と言うのは、公立が当たり前のエリアの人に「じゃあ中受すりゃいいじゃん」と言うのと同じ乱暴さがあります。
その場合、手取り450万じゃ多分足りないだろうな…
もっともーーーっと稼いだとしても、子どもが複数人いたり介護があったりすればやっぱり足りないだろうな…
「いくら稼げば幸せか」というのは本当に人それぞれ、家庭それぞれ、エリアそれぞれだなという当たり前のことを、私も思うようになりました。
ところで、「稼ぎに比例して幸福度も増える限界点は、年収800万円まで」という話があるようです。
収入が800万を越えると、稼ぐ額と幸福度とは必ずしも比例しなくなる、 と。
これ、なんとなく分かる気がするんです。
私の夫は以前に単身赴任をしていました。
30才前半、当時の年収は額面で大体800万で、その代わり激務でした。
それで私は育児のために、パート勤務を減らしました。
私ががんばって働いてこれ以上世帯年収が増えたとしても、その分プライベートが疲弊して幸せは遠のくと思いました。
ああ、あのときがちょうど800万。
あれが「限界点」 と言われるのはなんだか分かるなぁと思ったんです。
ただし、そう思っている私はあくまで
地方在住、子ども一人家庭。
もっと生活費のかかる環境の場合、幸せの限界点って800万よりはるか上にあるんじゃないでしょうか。
私と同じ家族構成でも、結婚して沖縄に引っ越した私の友人は、親に孫の顔を見せるだけで高額な移動費用がかかります。
当たり前のことですが、生活って人によって全然違います。
「そんなに稼いでいるのに足りないの?」
「そんな稼ぎでやっていけるの?」
人の年収「だけ」を見ると、こんな感想が浮かぶこともあるかもしれません。
私も昔は、高収入世帯に対して「そんなにお金があるのに何故だろう」というトーンだった気がしますが、それってすごく自分中心の考え方だったんだなと今は思うようになりました。
ちょっと調べれば、「幸せの限界点が800万」とか、「老後2000万いる」とか、そういう数字がすぐに出てきます。
でもその数字って、ネットにならうんじゃなくて、本当はきっと自分で見つけるのが正しい…
いや、「見つける」というよりは自分で
「決める」。
ここは省けないという必要経費を把握した上で
私はこの数字でやっていくぞ!
と意志を持ち、それに向けて創意工夫する。
それが一番前向きに、幸せを追求できるやり方なんじゃないかなと個人的には考えています。
限界点が遥か上なら、よし!って仕事をがんばりお金を稼ぐ。
限界点が遥か下なら、よし!って仕事するより節約を頑張る。
地方住み、一人っ子、中学受験予定なしの我が家は、手取り450を限界点としてやっていく!
そのためのいろんな工夫をしながら生きていきたいです。
人によってはこの額が多すぎたり、少なすぎたり見えたとしても、人と私はちがうから、自分の数字は自分で決めようと思います。
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