料理がヘタクソな私は、料理上手な夫の様子を見て感心することがある。
たとえば、余ったツマミのピーナッツを砕き、ソースとして鶏肉にまぶしていたとき。
(▶すごすぎる節約術 )
たとえば、冷凍庫内の余り食材で、手早くスープを作っていたとき。
(▶妻に文句がある夫の振る舞い )
彼の手際の良さを見ていると、私より余程彼の方が、主婦に向いていると感じる。
そんな夫が先日、当たり前のようにやっていたことがあった。
それは、うちにある小さなおろし金で、ニンニクをすりおろした時のこと。
このおろし金は、おろしたにニンニクが金具に張り付いて、なかなか皿に落ちきらない。日頃ちょっとしたストレスを感じていた。
だから私はこの小型タイプは使わずに、大根をすりおろすような、大型の穴が開いたタイプで、ニンニクもすりおろしていた。
対して夫は、かなり積極的に小型のおろし金のほうを使っていた。
使いにくいあれを、よくもこれだけ作業に登場させるもんだと私は思っていたんだが、夫は「おろしたニンニクが金具から落ちない」ことについて、無意識のうちに小技を使い、解消していた。
その小技とは、おろした後のおろし金の上から、醤油やみりんなどの液体調味料をちょろちょろと流しかけるというものだ。
おろし金に張り付いたニンニクも、まとめて一緒に、ボウルへ流し入れることができる。
張り付いたニンニクを指でつまんで落としていた私よりも、遥かに効率が良い作業風景に感心した。
そしてお分かりだろうか。
これ、目分量で味付けできる人じゃないと、繰り出せない小技なのだ。
おろし金を持ったままなので、大さじ1、大さじ3、とか両手を使って計量できない。
万一それができたとしても、大さじからの調味料は水流に勢いがないので、おろし金にはりついたニンニクも落ちない。
夫め…
家事力高すぎ君やないか…
料理が好きな人、上手な人は、こういう工夫を誰に教えられなくとも、当たり前に組み込んでいるんだろうな。
面倒を減らし、効率化を図る。
そうかと思えば夫は、大変非効率な、こんなこともしていた。
椎茸の飾り切りだ。
自宅で、家族3人で食べるだけの鍋で、こんなことするか!?
ハイレベル過ぎだろう。
もちろん、切り取った椎茸の欠片もちゃんと鍋に入れて、全部きれいに食べていた。
私は絶対、夫に勝てない。
しかし幸いなことに家事は勝ち負けではないので、私は私にできることを粛々とやるだけだ。
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