春雨とゆで卵を鍋で湯がこうと思って、とりあえず鍋で湯を沸かし卵を入れようとしたところで気付いたんです。
先に春雨湯がいてからそのお湯でそのまま卵を湯がけば、水も電気もちょっと節約になるんじゃない?
料理嫌いの私にしては珍しく冴えてると思って早速春雨から湯がいたんですが、湯がき終わって鍋から春雨を出そうと思ってもうまくすくえず、結局お湯ごとシンクに流してザルで受け止めました。
卵を湯がくお湯はまた別に用意することとなり、食費や光熱水費のチリツモ節約って本当難しいし楽しくないわって再確認して終わりました。
一時が万事そんな調子の私は、テレビの食費節約術とかパパっとできるレシピ紹介の類に全く興味がないんですが、仕事を休職した現在朝から見ているのはNHKのあさイチです。時々谷原章介も見ます。
番組名ではなく個人名を出しているところで察してください。
主婦に人気のあさイチは例に漏れず番組内で料理ネタも多く取り上げられますが、へー!すごーい!美味しそうー!とかいちいち余計なヤジを入れない博多華丸大吉さんが、淡々と料理の出来上がる様子を観察をしているので、テレビをつけたままでも料理料理した感じがなくて大変耳に優しいです。
そうして観るようになったあさイチで、最近「おおっ」と感心した料理節約術がありました。
海老を片栗粉に絡めるシーンだったんですが、その時の料理研究家さんは袋に多めの片栗粉を入れて、その中に海老をくぐらせていました。
「片栗粉多めに袋に入れたほうがやりやすいです」
って案内の後に
「この作業で余った片栗粉、私は袋に入れたまま冷凍庫に保存してまた使ってます」
とちょっとした技を教えてくれました。
ここで華丸大吉から初めての「へぇ〜!」が出ました。料理嫌いの私からも同じく「へぇ〜!」です。
片栗粉、何かと多めに出しすぎては使い切れずに捨ててたんですよ。最近で言うと、餃子作ったときとか。バットに片栗粉敷いて作った餃子を並べてたんですが、餃子焼いた後に片栗粉が余ったんです。
この片栗粉どうしようってときにあさイチを思い出し、袋に入れて冷凍庫にぶっ込んどきました。後日、海老マヨやら唐揚げやら作ったときにその片栗粉を綺麗に使い切り完了です。
何でも冷凍するというのは最近やっているひと手間なんですが、片栗粉を冷凍庫保管するという発想はありませんでした。
あさイチはこういう「へぇ〜」な情報をこれみよがしではなくサラリと流してくれるのが良いところです。
そして料理における節約術というのは、何か節約してやろうと前のめりにやるもんじゃなくて、日頃の料理の流れの中で「アレっ?」て僅かに引っかかるような小さなところに隠れているんだなと学びました。
春雨を湯がきながら、このお湯を!流さずに!また使う!とかいうガツガツした空気の中では、節約術というのは決して生まれないものなんですね。
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