コロナ禍になってから世界的にも配信が増えた時期、英語版の無料配信があったので観たことがあります。
ストーリーはトンチキだったけれどショーっぽくて楽しかったなという印象があったのでチケット取りました。
日本語版は初めてです。
本当は2年前に上演する予定が開幕直前に中止になったそうです。
この日が大千穐楽だったシルビアさんが挨拶で2年越しで完走できた喜びを語っていました。

主役はHey!Say!JUMPの薮くん。
現役アイドルだから会場の雰囲気がジャ二コンぽかった。
でもしっかり歌えているし、さすがに華があるし良かったです。

主人公ジョセフだけがお父さんに可愛がられる。

それをねたんだ兄弟たちがジョセフを奴隷として売ってしまう。


色々ひどい目に合うんだけど夢占いができることでファラオの右腕までに上り詰める。


その頃苦しい生活をしていた兄弟たちがジョセフの前に現れる。

ジョセフ仕返しする。

でも最後には仲直り。

なんじゃこりゃ?なあらすじです(笑)。
ALWの初期の作品ということでいろいろ粗いけれど、色んな意味で原点だなと感じました。
特に感じたのは音楽で、こんなに既視感がある作品もそうはないと思いました。
メロディーラインがモロCATS、モロJCS、モロエビータで別の演目が今から始まるのかと思ったくらい。
ストーリーはトンチキでしたが、やっぱり音楽が楽しくてなんだかんだいってハッピーエンドで楽しい作品でした。
ジョセフかなり悲惨な目に合っているんだけど、ポップな音楽とストーリー展開で悲惨さを感じないw
しかしながらこれは四季には向いていないなというのがよくわかります。
ジャニーズ主演で正解かも。

脇もしっかりしていて兄弟の歌に深みあるなと感じましたが、原田くんいるし大山くんいるしでそりゃそうだと思いました。
ほぼアンサンブルなのがもったいないくらい。
大山くんは遠くからでもよくわかる体型だけど(宣材写真と違いすぎるw)めちゃめちゃキレキレで踊って声もええ。
横に並ぶ芋洗坂係長が小さく見えるくらいだった。

シルビアさんのナレーターも素敵だったし、確か大きな病気を患っていたという村井さん(パパ)も元気そうでしっかり声も出ていて良かった。
いちばん楽しかったのはこにたんファラオがヘロデ王だった(演目違うw)。

ちなみにタイトルにあるテクニカラー・ドリームコートとはジョセフだけに父が授けたカラフルなコートのことでこの衣装着こなせるのもジャニーズだからか(笑)。

 

 

この演目が発表された時には絶対観たいと思ったのですがコロナ禍でいったん延期になっていました。
もう観る機会がないかと思いましたが今回幕が開いて本当に良かったです。

観たいと思ったのはニール・サイモン作だということと、佐藤B作さんとの初共演ということの2点。
なんかめっちゃ共演しているイメージがあったのですが初共演なんですね。

あらすじは。
元ヴォードヴィルの大スターコンビであった主人公は現在なかなか仕事にありつけない。
そんなある日、マネージャーの甥が元相棒と名作コントをやってほしいという仕事を持ってくる。
どうやら過去に色々あったらしく、出演拒否するも稽古のために相棒がやってきてそれからどうなる?という話。

ほぼ2人芝居(+甥)という構成。
他の出演者は2幕からしか登場しません。

コントの話なので大笑いするような話かと思いましたが、2人の言動にくすっとするような話でした。
人間の可笑しみを描いたところがニール・サイモンっぽいなと思いました。
「お入り」と「どうぞ」の2つのセリフだけで最後まで引っ張れるのすごいわ。
腐れ縁って愛おしいなという話でした。
しかしながら、これを下手な人が演ったら1ミリも笑えなさそうで難しい戯曲だなと思います。
ドタバタでごまかせないから。
例えば、レイ・クーニーの「パパ、I LOVE YOU」なら割とごまかしききそうだなと思った。

50年前に作られた戯曲なので現在だとちょっとひっかかるところ(黒人やセクシーナース)などありましたが、やはりよくできた戯曲だなと思いました。

カテコでカトケンさんからちょっとだけ挨拶。
東京千穐楽ではまんぼうが終わる頃だったので人数制限があったようで、今回ほぼ満席の劇場見て皆さん感動していたようでした。
B作さんが特に感極まっていたようでした。
舞台はやはり演者と観客で作り上げるものだなと改めて思った次第です。
パンフレットに舞台の映像を販売していない理由(TV放送以外では確かに見たことなかった)が書かれていましたが、記憶にしか残らないからこその芸術を大事にしたいとのこと。
こだわりを感じました。
 

 

日帰り弾丸ツアーでした(催行人員1名)。
劇場以外どこもでかけず誰とも会わず本当に観に行っただけでした。

GW中日を選んだのは翌日お疲れ休みができるのと(最近体力に自信なし)、新幹線がGW初日よりは混んでないだろうと見込んで。
月10をチェックしてから新幹線を予約しましたが、さすがにE席は空いてなかったけれどA席は空いていましたね。
帰りはE席とれましたし、隣に人も来なかったので意外に余裕でした。

「アラジン」はずっと観たい、なんなら毎週観たいと思ってはいたのですがなかなか行けなくて(緊急事態宣言がずっと続いていたというのが大きな要因)。
やっと観に行けて良かったです。
公演中止になることも多々あっただけに(私がオペラ座観に行った日は開場後に中止になったらしいですし)幕が開いただけで本当に嬉しい。

アラジャスジーニーは前回と同じ。
それに加えてジャファー様もイアーゴちゃんもバグカックも同じ。
だから舞台の印象はそう変わらず。
洋くんのオマールがものすごく久しぶりでしたが、うまくいえないけどさすがにオリキャスだなと感じました。
意外にこのオマールって難しい役柄だと思うんですよね。

感想としては前回と同じになるけど、ライブでアラジンやりたいと聞いていただけに、カテコで最後にみんなが出迎えてくれるのを見ると「良かったね良かったね」と泣けてくるし、特にずっと歌っていた「自慢の息子」聴くとなんとも言えない感慨を覚える。
もはや舞台の感想ではない。
これ、母の感想だ(笑)。

前回観た時でも既にかなりの公演数こなしている筈なんだけど、今回観て思ったのは更に良くなっていた…と、また母のような感想になってしまうが(笑)。
少し遊びが入るようになってきたなと思いました。
あと、他キャストとの息の合い具合。
前回もたっきージーニーだったのですが、掛け合いとか間の取り方とかめちゃめちゃ面白かった。
FLM前後のやりとりとか特に面白かった。
そして、ジーニーを解放したいけれど手放したくないとの葛藤、ジーニーとの別れの時の強がりのところではぐっとくる。
これ、実は前回と同じことを書いています(笑)。
やっぱり彼の演技好きなんだなあ。

たっきージーニーとめっちゃ楽しそうだから他のジーニーとどうなのか気になる。
ジーニーにお姫様抱っこされてくるくる回されているのやられ放題で可愛かったです。
かなり身体絞った感あるから軽そう。
そして思ったのはまた、若返っている(笑)。

ジャスミンとの息の合い具合も前回より良かったです。
愛咲ジャスミンがちょっと抑え気味になったからかもしれません。
歌は爆音だけど(笑)。

そして、演技もさることながら歌の進化がすごかった。
声の伸びも前回に比べると全然違う。
いっちーの歌い方で好きなところに今更ながら気づいたのですが、
例えばミリオンで「なにがみーつかるか」の「か」と上げるところの声の出し方。
(細かい)
ロルフの「ぼーくーがまーもーるよー」の「くー」と「もー」が好きなのと同じ。
なんか色っぽくないですか(誰に聞いているんだ?)。

ただ一言いいたいのは。

洋輔くん、魔法の絨毯でもそもそするのやめましょう、私より。

あのシーンはしまむーがいちばんうまいというので(他のアラジンももそもそしているw)、
師匠に教えてもらってください(笑)。

いい加減地方にも来てほしいと思うのですが、未だに満席で終わる気配ないですよね。
しかしながらさすがに初見は減っているような気がします。
前説のシシカバブも浅草で買った?くだりもウケてなかったもの。
逆に、素敵ステーキなどの駄洒落は初期の頃はダダ滑りだったけど、ウケるようになってきたような。

地方に来る頃にはキャストから外れてそうなので通うしかないでしょうかね。
しかし、今日見る限り10年はいけそうでしたけどねw
最低でも40まではいけるだろう(なんのお墨付きだw)。

 

今回はこっち側でした。