こんにちは(´・ω・`)
前回の続きです
出発前、「せっかく串本に行くんやから、写真撮ってきて」と友人に言われましたので、 道の駅の橋杭岩に寄ることにしました
ついでに休憩がてら寄り道した2つの道の駅でも命名の由来となった史跡を見て来ましたので、合わせて更新したいと思います
橋杭岩・一枚岩・虫喰岩ともに国指定天然記念物に指定(橋杭岩は国指定名勝にも指定)されています⛰️
では、最寄りの場所から辿ります
JRきのくに線串本駅から国道42号を北へ走ると右側に道の駅橋杭岩があります⛰️
旧牟婁郡潮埼荘鬮野川村にあり、『紀伊続風土記』に「小名橋杭の東海中にあり、又立岩ともいふ。陸を去る事二十間を始として順次に海上に立並ふ事實に橋杭を列するか如く、海中六七町の間に聯亘す。其數總て二十一、海底深さ測るへからすして岩の水を出る事三間許より八間許に至るものあり、其直立の長さかもふへし杭の相去る間、或は七八間、或は十間餘布置宜きを得て直立峻抜刀を以て削るが如し、眞に鬼工なり。相傳へて太古此地より大島へ橋をかけ渡したりし時の橋杭遺しなりといふ。古座浦の古老相傳へていふ、先年津浪の時海水一旦沖中に集り、大島の邊海水涸れたりしに島の形を望めは其下一面に空隙の所ありて橋杭の上に橋板を置し形ありしといふ。然れは上古大島まて陸路の續きしはいさ知らす、遠くさし出たる地の浪に砕かれて其遺たるを橋杭といふも知るへからす。穴門の例もあれは土人の傳へ一策に虚誕といひかたし」と記されている。
文化財ガイドによれば、海岸線から海に向かって一連の石柱が並び、あたかも橋桁を失った橋脚のように見えることから、橋杭岩と呼ばれる。第三紀の頁岩層(けつがん)にある断層等の何らかの営力によって弱線が生じ、この弱線に沿って流紋岩が貫入して出来た岩脈が、その後の地殻変動で地表付近に現れて、浸食されにくい岩が残ったものだと云われる。また、伝承として、弘法大師が一晩で造り上げたとも伝えられています。
最近はインスタ映えがするとかで多くの観光客で賑わっていました![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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道を挟んで向かい側のある、美味しいと評判のうどん屋さんに行きたかったのですが、まさかのお休みでした![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
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続きまして、古座川町の一枚岩です![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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またまた最寄りの場所から辿ります![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
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洞尾矢倉神社から県道38号を東へ少し走ると左側に道の駅一枚岩があります⛰️
旧牟婁郡三前郷洞尾村にあり、『紀伊続風土記』に「村の乾にありて古座川の淵の上に臨む水を出て號立する事、高さ七十丈餘横八十丈餘石面平なること削るが如く、石質黑くして滑澤なり。それより東石面平處あり、凸凹の處ある者百丈許、高さ皆一様總て五町餘の間に聯互する一大石なり。故に土人呼ひて一枚岩といふ。岩の後は山に續きて樹木茂生す。海内大石多しといえとも、いまた此のことく壁立平直の大石あらす。實に天奇地靈天下第一の奇観といふへし。正面の方位艮より坤に向ひて其面川を隔てゝ石山聳拔するものを嶽といふ。嶽登り八町許其嶽足一枚岩と相對する所川幅最狭く廣さ僅に二町亦奇観なり」と記されている。
文化財ガイドによれば、古座川の左岸に延長800メートルにも渡って聳え立つ大岸壁で、高さは150メートルに達する。岩石は流紋岩質凝灰岩で、かなり硬く固結し、均質で節理がほとんど無いため、風化や浸食に堪えて壮大な岩壁としての風格を備えていると云われる。
最後は、同じ古座川町の虫喰岩です![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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最寄りの場所から辿ります![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
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霊巌寺から県道227号を北へ走ると、右側に道の駅虫喰岩があります⛰️
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虫喰岩『古座川町観光協会公式サイト』『わかやま文化財ガイド』より
旧牟婁郡三前郷池山村にあり、『紀伊続風土記』には確認できず。
熊野カルデラ(約1500万年前)の地下部分に当たる古座川弧状岩脈の一部が風化や浸食により発生した自然の造形物であり、虫に食われたような無数の穴が岩全体に刻まれている。また、伝承として、穴のあいた小石に糸を通して願掛けをすると耳の病が治ると云われており、虫喰岩に祀られている観音堂には多くの小石が納められている。
文化財ガイドでは、流紋岩質凝灰石が浸食を受けたものとしては最大規模であり、高さは約60メートル程、西面はほぼ全面虫喰状になっている。直径は内外で10センチ、深さ4~5センチの穴が多いが、中には1メートル以上の空洞も数多くある。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230302/15/yukimaru-1978-waka/e9/19/j/o1080081015250003987.jpg?caw=800)
正面から見て左奥にあります![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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最近は神社仏閣が多いですが、たまには天然記念物をメインに散策しても良いような気もします![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/004.png)
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さて…
ぼちぼち桜🌸のシーズンが近づいてきましたが、同時に散策する上で辛い…あの方々も冬眠から目覚める気候になってきました![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
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冬の間にもっと行きたかったのですが、なかなか時間が取れなかったのでこればっかりは仕方ないですね![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
![えーん](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/018.png)
まだ県内のどこに行くか決めていませんが、月末にまた遠出する予定です![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
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それまで、ぷち散策で繋いでいこうと思います![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)