今日は、兄貴と食事をした・・・・
といっても、私は長女だし本当の兄ではない。
放送の世界で仕事を始めたころに、いろいろお世話になった人。
今日、「生魚が食べたいなぁ」と連絡があり、渋谷の寿司屋へ。
この時期に、どうかなとも思ったけれど、
渋谷の店は、まだまだ営業していて、
金曜日なので、満席までいかずとも混雑していた。
ご多分にもれず、震災当時の話から原発や政治、放送の現場の話。
また、盛岡放送局時代での陸前高田や宮古取材の話。
そして、ふと「盛岡放送局にヘルプで行く」とのこと。
最初は、上司の命令で行くものかと思っていたけれど、
話を聞くと盛岡や仙台の上司に連絡して実った辞令らしい。
最初は我慢していた涙が流れてしまった。
兄貴の放送人としての盛岡への思いが伝わった。
奥さんは、「震災後、イライラしてたよね」」と快く受け入れたとのこと。
兄貴の話を聞いて「無力だ」という私に、
「東海地方へ少しでも伝える事」と言ってくれた。
原発に立ち向かう人もいる。
被災地には、飢えに耐える人、寒さに耐える人、
ぎりぎりの命をつなげようとしている人、様々な苦しみがある。
私も、何ができるか。
被災した人、そして被災地で懸命に働く人、
頑張ってほしい。