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体の片側の一部がピリピリ痛み、赤い発疹ができる「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」。徐々に増す痛みは、夜も眠れぬほど激しいらしい。

 

ツレさんの母親は以前、お腹に刺すような痛みを感じた。医者にかかっても原因がわからず、大腸内視鏡検査もしたという。やがて脇腹に小さな発疹が見つかり、帯状疱疹と判明したのだった。発症する場所によっては、このように診断が付きにくいそうだ。

 

多くは子供の頃感染した「水ぼうそう」ウイルスが原因という。

水ぼうそうが治ってもウイルスは体内の神経節に長年潜んでいて。加齢からの免疫力低下、疲労やストレス過多により50歳代から発症率が高まり、80歳までにおよそ3人に1人が発症するとされる。


そんな帯状疱疹を人生から退場させる方針を立てたわたし、先日ようやく懸案だった予防接種を受けた。

 近年は高齢者への定期接種が行われている、帯状疱疹ワクチン。50歳を過ぎれば任意接種への助成も受けられる。高価ゆえ医療機関で常備されていないため、接種には予約が必須だ。


ワクチンは2種類あり、どちらかを選ぶ。「生ワクチン」と、2回接種が必要な「不活化ワクチン」。

生ワクチンは発症予防効果70%、4〜7年で約40%の有効性。

不活化ワクチンは発症予防効果95%以上、10年目でも80%超の有効性という。

 

かかりつけの医院からは「不活化ワクチンの接種を薦めます」。そう言われれば誰だってそちらを選ぶだろうけど、問題はおカネだ。

生ワクチンは助成額4000円、自己負担は7000円。

不活化ワクチンは1回あたり助成額1万円、2回分の自己負担は2万4000円。助成を受けてなお高額、そして生ワクチンと不活化ワクチンの価格差は3倍以上。

世間には不活化ワクチン2回より、生ワクチンを数年おきに3回打つほうがいい、との意見もあるらしい。生ワクチンが選択肢として存在するのは、その辺りにも理由があるのだろうか。

 

「はいチクっとしますよ、ごめんなさいねー」

不活化ワクチンとの〝ファースト・デイト〟は、ドキドキする間もなく終わった。次のデイトは2カ月後とのこと。

 

「コロナワクチンと一緒で、肩への筋肉注射です…かなりイタいですよ」「コロナワクチンと一緒で、接種後はぐっと体がキツくなることがあるので翌日も安静にした方がいいです」

医師の言葉にソワソワしたけど全然平気じゃん…と思った2時間後には、はたしてその通りに。数年前に何度か味わった副反応の激烈なダルさを、懐かしく思い出したのだった。

 

 

 

〝 ♪ Pop Up Love Feeling とりこになって 胸をくすぐる ワクワクサイン〟

ユッコこと岡田有希子さんが唄う、かしぶち哲郎さん作詞作曲の「ポップ・アップ・リセエンヌ」と違って、ワクワクすることなくワクチン予診票へのサインを終えたのでした

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