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わが子がそのとき口にしたコトバが気になって、思わず聞いたわたし。
「なあ、その『メロい』って、どういう意味なん?」
「…カワイイとか美しいとか?尊い推しに使う感じかな」
どうやら「メロメロになる」が簡略化されたコトバみたいだ。
あれ、なんかそのままやん?
「メロディー」とか「メロン」なんかは関係ないの?…思ったよりシンプルだな。
ひと昔前には「エモい」というコトバがあって。
こちらは「感情的な」という意味の英語「emotional(エモーショナル)」から来ている、はたまた「なんとも形容しがたい」という意味の日本語「えもいわれぬ」に由来するとか…ちょっぴりフクザツだったけど。
「メロメロ」、実はメロドラマのような外来語じゃないらしく。
泣く様子を表す「メソメソ」や、炎が燃える「メラメラ」と同様の意味合いで、古来より使われてきた擬音なのだとか。
たやすく泣く、たやすく燃える…そんな様子が転じて「態度に締まりがなくなる」意味を得たらしい。
「メロメロ」。この字面を見つめていると、なんだか「×◽︎×◽︎」という伏せ字に思えてくるのだけど。ひょっとしたら、コトバとは裏腹なココロを伏せているのかも、なんて。
「メロディー」は、古代ギリシャ語の mélos(旋律)と ōid(歌唱)を組み合わせた melōidíā が語源だそうです。ユッコこと岡田有希子さんの唄声の心地よさにすっかり「メロメロ」なわたしは、こちらの「メロ」もてっきり外来語だと思ってました。
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