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仲間のSNSに、昔撮った集合写真が載っていて。懐かしい顔が並ぶなか、ひとりの名前が出てこない。
いろいろあって疎遠になったけど、いまどうしてるんだろう。
「〇〇元気かなあ」そう書き込みたくて、スマホの連絡先を開いて彼を探した。久々に〇〇の姓名に行き当たるまで、歴代の携帯が三十年引き継いだ件数を一気に見つめて。
一時期すごく世話になった人、世話をした人。
居酒屋で意気投合した男、頻繁に電話をくれてた女子。
十数年振りに再会した人、それきり縁がなかった人たち。
いまはもうこの世にいない人びとの名前、決別した人の名前。
あの頃なぜこの人たちを大切にしなかったんだろう、されなかったんだろう。
一度も整理してないスマホの連絡先に並んでいたのは、二度と戻れない過去の悔恨だった。
ユッコこと岡田有希子さんのエッセイ集「瞳はヒミツ色」の一節。
彼女の人生がずっと続いていたなら、きっと素敵な女性になっていたんだろうな…。
〝自分が強いから、人にとても優しくできる人っていますよね。いろんな人に頼りにされて〟
〝こういう人って、頼りにされると、きちんと面倒をみてくれるのね。心の狭い人なんか、他人のことなど考えてあげる余裕がないでしょ〟
〝自分が今、頼ってばかりの人間だから、すごく憧れます。もっと心の余裕をもって、自分自身を見つめ直して、意志の強い人間になりたいです〟
〝10年後、いえ20年後でもいいから、こういう人になりたいな〟
photo by yukikostarlight