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Perfumeが2011年にリリースしたアルバムの収録曲「MY COLOR」を、最近久々に耳にした。
スマホ礼賛な歌詞が書かれたのは、スティーブ・ジョブズが最後に手がけたiPhone5の登場よりも前のこと。13年の時の流れを感じてしまう。そういえばなぜか、この曲が携帯各社のCMに起用されることはなかった。
そして思うのは。
ユッコこと岡田有希子さんが空の下にいたあの頃に、もしもスマホがあったなら。
彼女が事務所社長宅にいた1986年3月まで、目の前にいない相手と気兼ねなくお喋りできたのは公衆電話だけだった。
帰宅が深夜に及ぶ毎日。寂しさに眠れぬ夜を過ごしたろう、そのちいさな手にもしもスマホがあったなら。
母や姉やともだちと、手のひらに輝くウィンドウで繋がることができたなら。
…そして、深い闇から抜け出すことができたなら。
もしかしたら彼女は、指先で未来をつかめたのかもしれないのに。
1986年と2024年を結んだドラマ「不適切にもほどがある!」で、スマホは〝時を超えて〟人と人を繋げていました。
本人役で登場した小泉今日子さんのように、ユッコさんにも歳を重ねて欲しかった…。
photo by yukikostarlight