当ブログに来てくださったあなたへ、
お会いできて嬉しいです。
太字は過去記事へのリンクです、
よろしければお立ち寄りください。
ツレさんに誘われ、「東京都庭園美術館」に初めて行った。
目黒駅から徒歩10分程で着いたのは、都心とは思えない緑豊かな場所。そこは旧皇族の朝香宮家が、御料地に建てた邸宅だった。
1933年竣工の豪奢な本館は、国の重要文化財に指定されている。家主だった朝香宮はちょうど100年前のパリ万博で感銘を受け、自邸の内装に当時のアール・デコ様式をふんだんに取り込んだという。
でも家族が使った小食堂には、洋風の部屋にさりげなく床の間があったりして。
柱にあるちいさな傷に、背比べするお坊ちゃんやお嬢ちゃんを想像してみた…そんなこどもの日の昼下がり。
本館と新館の展示を見たあと、薫風を胸いっぱい吸いながら庭園を歩く。木洩れ陽が注ぐ芝生には、レジャーシートを敷いてくつろぐ人々。自転車が並んでいて、近所の人たちのようだ。
このご婦人たち、庭園美術館がある高級住宅街・港区白金台に住む〝シロガネーゼ〟なんだろうな。こんな素敵な場所に、気軽に通えるなんて…いいなァ〜!
はるばる電車を乗り継いでやって来た、〝カネガネーゼ〟のわたしは羨ましかった。
白金台の緑豊かな邸宅が、変遷を経て美術館として公開されたのは1983年10月。ユッコこと岡田有希子さんは、翌年春の歌手デビューを目指しレッスンに励んでいました。
その頃、彼女の名前が初めて載った雑誌記事で事務所社長が語っています。〝うちは、来年は(早見)優みたいな美形じゃなく、ひょうきんな少女を売ろうと思ってる。岡田有希子っていうんだけどね。やはり彼女も歌ってる時の表情がいいんだね。それで(スカウトを)決めたんだ〟
photo by yukikostarlight