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あっという間に12月も半ば。慌てて買った来年の手帳をめくると、まだ真っさらなままのカレンダー。
この暦、誰んだー？
「彼んだー」
カレンダーといえば。
かつての人気司会者・土居まさるさんが歌手デビューを果たした「カレンダー」という曲がありまして。
のちに吉田拓郎さんや泉谷しげるさんが羽ばたくエレックレコードが、最初に出したシングル盤だそうです。わたしが生まれた年のことでした。
惜しいことに、土居さんは21世紀も還暦も迎えられずにこの世を去っています。一方、その後の放漫経営によって消滅したエレックレコードは、なんと十年ほど前に復活を遂げたとか。
そしてカレンダーといえば。
ユッコこと岡田有希子さんの6枚目のシングル「哀しい予感」のB面に「恋人たちのカレンダー」という曲がありまして。
耳をくすぐる、甘く艶やかな歌声。失恋が描かれるA面とは真逆な、多幸感に満ちたラブソングです。
両方とも竹内まりやさん作詞作曲・松任谷正隆さん編曲、その振れ幅に驚かされます。
サビに充てられた英語の歌詞も、綺麗な発音で歌い上げているユッコさん。多忙な中、まりやさんのデモテープをじっくり聴き込んでレコーディングに臨んだのでしょうね。
♪
So tell me why, my sweet heart
I feei like cryig when I'm alone
And hold me tight my sweet heart
Even though it's just in a dream…
「恋人たちのカレンダー」…
それは何度聴いても、ホントに可憐だー！
岡田有希子さんと、「TVジョッキー」や「象印クイズ ヒントでピント」でおなじみだった土居まさるさん。接点がなさそうなお二人ですが、誕生日は同じ8月22日。
土居さんの「カレンダー」はボサノバ風メロディーに、JanuaryからDecemberまで一年間に及ぶ歌詞。対してユッコさんの「恋人たちのカレンダー」は、MondayからSundayまでの一週間…あっという間に過ぎ去ってしまうのです。
photo by yukikostarlight