かつてユッコこと岡田有希子さんのアルバム「FAIRY」「十月の人魚」のアレンジを手掛けられた音楽プロデューサーの松任谷正隆さんは、無類の車好きでもあるそうです。先日たまたま、松任谷さんが以前カーオーディオについて語っているのを目にしたのですが、そのなかでこんなことを話していました。

 

(〝車内で音楽を聴くか〟との問いに)「自分の頭の中で音楽はいつも鳴っているから」(聴かないかな)

 

…か、格好よすぎる!

 

そもそもカーオーディオは、走行にかかるさまざまな振動やノイズなど過酷な環境で聴くもの。ハンドルから伝わる振動を常に受ける運転席と、そうでない助手席で感じる音楽は違うんだ、とも。

 

…な、なんて繊細な!

 

わたしは生まれてこのかた一度も、自分の車を持ったことがありません。

いつの間にか8トントラックまで運転できるようになった、普通免許→中型免許は持っています。

 

友人の車でドライブの時など、若い頃から「プライベートな空間で好きな音楽をいい音で楽しめる」カーオーディオを羨ましく思っていました。

いまでも羨ましいです。

松任谷さんの境地にはなれない凡人のわたし、ユッコソングを思い切り聴きながら走りたい!

 

そんなわたしは若い頃からの相棒として数十年前の、もはや旧車の域に達したオートバイに乗っています。

一応、リッターバイクです。もう何年も時速100km以上を出してない「狼の皮を被った羊」ですが。

 

最近、ヘルメットを買い換えた際に、思い立ってインカム用のスピーカーを左右セットで仕込んでみました。これとスマホをつなげれば、バイクで走りながらステレオでオーディオを楽しめちゃうっていう寸法です。

走行時の音質も電車で聴くヘッドホンと同等でしたし、なんといっても、ヘルメットの中は究極のプライベート空間ですからね!

 

バイクで長距離を一気に走ったことがあるひとならご存知でしょうが、運転が単調だと、車と違って外気に生身を晒していても、実にとっても眠くなりますよね…。

たとえば北海道ツーリングで大洗発のフェリーが取れなくて、仕方なく東北道を八戸まで自走するときとか…。特に仙台〜盛岡間がとてつもなく長い、眠い…。

 

こんなときユッコさんがうたで伴走(伴奏?)してくれたら、どれほど励みになるでしょう!

彼女がうたう「恋人たちのカレンダー」という曲の歌詞にあるとおり、

〝私もうひとりぼっちじゃない♪〟

 

岡田有希子を連れて、高速道路で風になりたい。

五十肩のせいでいまだに叶わぬ夢なのですが、いまのわたしのささやかな願いのひとつです。

 

photo by yukikostarlight

 

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