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中山美穂さん逝去のニュースに、誰もが驚いた師走の金曜日。

わたしたちの世代なら、押しも押されもせぬトップアイドルのミポリンとして。もうすこし若いひとなら、映画「Love Letter」で観客の涙を誘った俳優として。華々しく活躍された中山さんの面影が、脳裏に浮かんだことでしょう。

 

12月6日午後。突然の一報に慌ててネット検索すると、この日大阪で行われるはずだった公演から、歌手デビュー40年を迎える来年6月21日まで今後のライブ予定がずらりと並んだままでした。


このたびの訃報が一番信じられないのは、眠りに落ちたまま目覚めることがなかった彼女自身ではないでしょうか…。

 

 

 

ミポリンこと中山美穂さんは、デビュー曲「C」で師走の風物詩・日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞しました。それはユッコこと岡田有希子さんが「-Dreaming Girl- 恋、はじめまして」で同賞を得た翌年、1985年のことでした。

年初に始まったテレビドラマ「毎度おさわがせします」出演から、歌手デビューに映画出演と続いた中山さんの快進撃。この年はユッコさんが年間を通じて芸能生活を過ごした、唯一の年でもありました。

 

〝♪ Cから始まる わたしの未来〟

Wikipediaによれば、タイトルの「C」はCloseを意味するそうです。突然人生が閉じてしまった中山さんのご無念いかばかりでしょうか、心からご冥福を祈ります。

photo by yukikostarlight