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雨上がりの街の匂いは、嫌いじゃない。

三連休とは無縁な、週末からの仕事がやっと明けた朝。雲の切れ間から覗く太陽の下、公園横の通りをよろよろと歩いていたわたし。

そのとき耳に飛び込んだのは、季節外れのセミの鳴き声だった。

 

その日は、最高気温25度の夏日。

西日本では11月に入ってから、なんと真夏日を記録した地域もあったらしい。

それにしても。ハロウィンも終わったのに、いま真夏の喧騒を思わせるセミの声を聞くとは。

 

セミの一生は地面の下で成長する幼虫の期間が数年、成虫して地上で過ごす期間が数日という。

ここしばらくの陽気に、夏と間違えて地面の上に出てきてしまったんだろうか。

今週末には例年の気温に戻りそうだし、たぶん本来の寿命よりずっと短い生涯を閉じるんだろう。

 

弱々しくも精一杯鳴いていたセミ。

セミが鳴くのはオスによるメスへの求愛のためで、メスは鳴かないのだそうだ。

どうか首尾よくまだ見ぬメスと出会い、子孫を残してほしいものだ。

 

11月の別名は「霜月」だけど、霜が降る兆しもない雨上がりの朝。

セミの声を聞いたストリートの人波のなかに、わたしのように思ったひとがもしいたなら。

きっと友達になれるだろう。セサミストリートのクッキーモンスターが、最後のクッキーを分け合う相手のような。

 

セミとセサミ。普通は結びつかないですよね…。ひらけゴマ、ゆでたマゴ。


そんな「友達」がもしいたら、朝までユッコこと岡田有希子さんについて語りたいです。

photo by yukikostarlight