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少々落ち込んでいます。

先日、愛用のランニングキャップを失くしてしまったのです。

ずっと探しているんですが見つかりません。

 

みなさんにも、大切なものを失くしてしまった経験が一度ならずあるのではないでしょうか。

ただわたしの場合、2000円足らずで買って2年は使ったキャップに対して、こんな感情を持ってしまうんです。

「凍える冬も灼熱の夏も一緒に走ってくれた、かけがえのない相棒だったのに」と。

いや、かけがえあるんですけど。自分でも思う厄介な思い入れが、失くしたことへの喪失感を増幅しているというか。

 

高校生の時に一緒に北海道を旅した同級生は、初日にして買ったばかりのサングラスを失くしてしまった。でもすぐに気持ちを立て直した彼の強さに驚いたものです。もし自分だったらきっとこう思って落ち込むだろう、「これからの日々を共に見つめる、かけがえのない相棒になるはずだったのに」と。

 

ところでみなさん、免許証を失くしたたことありますか?

二十歳前のわたしは一晩中探しまくったあげく諦めて警察に再発行しに行きました。新しい免許を持って帰宅したその晩に、元の免許証が押入れからぽろりと出てきて自分のだらしなさが情けなかった。免許証の番号って、末尾は最初は誰もが「0」で再発行するたびに「1」「2」と増えるんですよね。そしてそれは生涯残るという…。

あと、銀行の届出印とか。

使っていない銀行口座を止めようと窓口に行けば、20年前に印鑑をなくしたせいで改印届を出させられました。失くしたときもいろいろ大変だったけど、いまもなお面倒な目に遭うという…。

 

自分にとって大切なものをいろいろ失くしてきたわたしは、そのたび無駄に深い喪失感に包まれて歳を重ねてきました。

そんなわたしがいま、ユッコこと岡田有希子さんに思ったこと。

2年間の華やかで過酷な日々のなかで、彼女は胸のなかにあった大切なものを失くしてしまったのかもしれない…。その喪失感は、歳を重ねることもできないほどに深かったのでしょうか。

 

photo by yukikostarlight