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ユッコこと岡田有希子さんの1985年夏のコンサート「ファンタジアン」。
YouTubeにアップされているのを見つけて、雨上がりの朝に10キロのんびりランニングしながら聴いてみました。
(貴重な音源を投稿された方に、心から感謝します)
以前どこかでそのことを目にしたときは半信半疑だったんですが、それは本当でした。
ユッコさんはトークのなかで9月に発売される新しいLPに触れ、新しく参加した作曲家として杉真理さん、財津和夫さんのお二人を紹介しています。
つまり彼女は、サードアルバム「十月の人魚」の1曲目を飾った「Sweet Planet」そしてラストを締めた「水色プリンセス-水の精-」の2曲をつくった小室哲哉さんのことを、思い切りスポイルしていたんです。
これは察するに、他者への提供が初めてだった、作曲家として駆け出しの小室さんを軽視した事務所の意向だったのでしょう。実際、当時の観客は小室哲哉という名前を聞いても、ピンとこなかったでしょうし。
でも無名だった小室さんの曲をニューアルバムの最初と最後という要所に充てた、このことはプロデューサーだった渡辺有三さんの先覚や胆力をよく示していると思います。
小室さんの名前が広く世に知れ渡り、その斬新な曲調をして革命といわれたのは、翌1986年1月に発表された渡辺美里さんの「My Revolution」でした。もし時間が半年違っていたら、きっとユッコさんもコンサートで彼の名前を誇らしく出したろうに。
「十月の人魚」収録の2曲で終わってしまった、ユッコさんと小室さんとのコラボがもし続いていたとしたら…きっと素敵な曲が生まれていたんでしょうね。
この写真は、北海道・美瑛町の「青い池」で撮影しました。
photo by yukikostarlight