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先日、わが子の卒業式に行きました。
今年はじめに強く感じた悲壮感もなく、晴れがましい式典でした。
思えばこの三年間の学校生活は、コロナ禍とともにありました。
「せっかく入学したのに、いつになったら学校に行けるんだろう」
入学式をはじめ主だった学校行事が軒並み中止になり、リモート授業から分散登校と異例づくめの日々。
子どもたちも、親も教師も戸惑い、手探りの毎日だったと思います。
そして新しい友だちや自分の居場所をつくるのに、表情がわからないマスクが壁になったことでしょう。
そんなこんなを乗り越えて迎えた卒業の日。わが子のクラスは湿っぽいのはやめようぜ、と笑いが絶えなかったそうです。いろんな制約のなか、どうにか修学旅行にも行けたし体育祭も学園祭もできたし、思い出がつくれたようでなによりでした。
「マスクの着用は個人の判断で」となったいま。
空いている電車でも周囲を見渡せば、まだほぼ全員がマスク姿の今日ですが、クラス集合写真を撮る直前に皆で一斉にマスクを外して。誰もがいい笑顔でした。
家族で写真を撮りあったのですが、マスクを外すように言っておきながら自分は外すのを忘れてしまったわたし。
ツレさんから渡されたスマホのパスコードを聞いた途端、自分のスマホのパスコードを失念してしまったわたし。
マジヤバイかもしれない…。
♪ノーン ノノノーン…
ノーン ノノノーン…
ノーン ノノノン
ノン ノノノーン…
今日はわたしの失念記念日です
誰にも知らせることはできないけど
ひとりしみじみと思い出せないのです
パスコードが夢と消えた時の
スローモーションの記憶をたどるのです
あの日はすべてがフワフワ見えて
涙も音なし花火のようで
泣いたっけ 泣いたっけ
思い出したい 思い出せない
思い出したい 思い出せない
今回のタイトルと文末の替え歌の元ネタは、石野真子さんの大ヒット曲「失恋記念日」(阿久悠さん作詞・穂口雄右さん作曲、1978年)です。
石野真子さんは、ユッコこと岡田有希子さんと堀越高校で同級生だった、いしのようこさんのお姉さんです。
photo by yukikostarlight