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じわじわ感染者数が増え、「第八波」となったコロナ禍。

年明けに久々に話した友人が「年末年始に部下が二人コロナになって、シフト調整が大変だった」と言ってました。お正月に、今夜出勤してくれというのが辛かったと。

自身が感染しなくても、家族が感染してしまえば濃厚接触者に。当然出社ができなくなります。

この正月休みをコロナによって奪われた方は、少なくなかったかもしれません。

 

ユッコこと、岡田有希子さん。

もし彼女がいまもこの空の下のどこかにいるのなら。

きっと眼鏡にマスク姿なのでしょうね。

 

五十肩が辛くて、久しぶりに病院通いをしているわたし。

きょう待合室でふと耳に入った会話に、胸が痛くなりました。

〝同級生なのに3年間ずっとマスクで隠れたままだったから、最後まで顔がよくわかんなかった〟

 

十年一日なわたしはともかく、若い世代の、貴重な十代の友との思い出がマスク越しとは。

もはやマスクなしで人前に出るなんて、パンツを穿かないのと同じ感覚にすっかり慣らされたわたしたち。

一方で、相手の表情や口の動きを読み取ることでコミュニケーションができていた方々が、マスクに阻まれ苦渋に喘いでいる現実があります。

 

ユッコさんがまだ空の下にいた頃の〝一億総中流〟といわれた豊かな日本とは様変わりしてしまったいま、コロナ禍が子供たちの宝物のような日々を歪めているのが、本当に残念でなりません。

 

わたしたちの記憶にあるのは18歳のユッコさん。いまのこの時代について、55歳の有希子さんはどう思うことでしょう。

わたし自身は、18歳のままの彼女が見ることができなかったこの時代を、精一杯生き抜くしかないと思っています。

 

みんな違って、みんないい。

ですが、コロナが人びとの分断を加速しているのであれば悲しすぎます。

photo by yukikostarlight