「眼鏡は一人じゃ買いにいけないから、一緒に付いてきてね」
そうツレさんに言われたのですが、どうもピンとこなかったわたし。
なんで?って聞いたら、
視力が弱いほど眼鏡をかけた自分の顔が見えない、だから一緒に選んでくれる人が必要なのだと。
最近テレビで見かけなくなったある芸能人が、
以前〝嫁は眼鏡を買うためだけに実家に帰る〟と面白おかしく喋るのを聞いたうちのツレさん、
「わかってないなあ、子供連れで眼鏡を買うってことがどんなに大変なのか」
と憤慨したのだそう。
そうか、わたしも彼と同じ感覚だったのか…。
わたしは高校時代、当時売れていたC-C-Bの笠浩二さんの影響でジャスコで買った500円のダテ眼鏡で過ごし、あげく近眼になってしまった、単なるドアホです。
でも年を食って老眼が進んだら、近眼とのバランスが取れたとかで?なぜか視力が上がり、
おっさんになってから、あるきっかけでなんと裸眼に復帰したのです!
ずっと免許証の条件にあった「眼鏡等」も数年間でしたが消えたんですよ。
そして生まれてこのかた一度も、コンタクトレンズの世話になったことがないんです。
それじゃあ、しょうがないかあ。自分のことしか考えてないアホだもんなあ。
そういえば。
わたしが敬愛する、聡明なユッコこと岡田有希子さん。彼女もかなりの近眼だったそうです。
わたしと違って夢を叶えるために、たくさん勉強したんですもんね。
小泉今日子さんが「彼女はどうだったんだろう?」というエッセイでユッコさんを書いたといわれる、
「彼女はひどく近眼で、仕事じゃない時はいつも牛乳瓶の底みたいな分厚いメガネを掛けていた。
レンズを通して小さくなった目がなんとも可愛かった。」
からはじまる一節。読んでいて、なぜかそのときのユッコさんの表情が脳裏にリアルに浮かびました。
眼鏡をはずしてお化粧をしたらそこはもう、華やかなる戦場。
あの人にちゃんと挨拶できたのかしら、いつも気にしていたのでしたよね。
ユッコさん。
次の眼鏡は、誰と選びたいですか?
photo by yukikostarlight
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