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先日たまたま目に入ったあるブログに、へーっと感心したわたし。
世代の違ういろいろな人の考え方を知るために、あえて同級生のほとんどがしていないブログをやってみたという女子高生が、いまの社会に思うことを若者の視点で綴るといった感じの内容でした。
いまどき新たにブログを始める女子高生、なんて好もしい。
そんなことをツレさんに話したところ、呆れた顔で言うのです。
「いまどきその人が本当に女子高生だって信じられるおめでたいヒトは、アナタくらいしかいないわ、ないわ〜」
それを横で聞いていたわが子までも、
「前から思ってたけど、パパってピュアッピュアだよね。ヤバイよ〜」
……
小野正利さんの「ピュアになれ」という歌が流行っていた二十代のころ。
「ミスターピュア」を自称していた先輩がいました。
早世してしまった彼は事あるごとにわたしに
「オマエは人を怒らせる天才だな!もし同期だったら殴ってるとこだ」
と言うのが常の、でも裏表のない性格の人でした。わたしと違って人望も厚かった。
この頃の「ピュア」ということばには、純粋な人間に対する肯定的なニュアンスが強かったはず。
なのに近頃の「ピュアッピュア」ときたら。まるでコロリとだまされるドアホの代名詞のように使われているではないか…平成の三十年間を経て、わたしたちは純粋なこころをどこかに置いてきてしまったのではないのだろうか。
といいつつ。
実はこのブログを書いているわたしも、ホントは女子高生なんです。信じてもらえますか?
…なんて書いたら「オマエはいつまでも、人を怒らせる天才だな!」というミスターの怒声が、天から聞こえてきそうだなあ。
純粋なひとが大好きだったミスターピュアは、きっとユッコこと岡田有希子さんのファンだった。たぶん。
photo by yukikostarlight