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何度かメールのやりとりだけだった取引先の人と、今日初めて会いました。

話していて、相手は私が就職した年にはまだ生まれていなくて、その人の両親は私と同い年の「若い人」だということが分かり、軽くショックを受けました。それまですっかり同世代くらいのつもりで接していたので。

 

最近こんなことがあって、いつまでも若造だと思っていた自分も、はっきりと老いを自覚せざるを得なくなりました。50を超えたあたりから気づいてはいましたが、確実にシフトしているんですよね。登ってきた人生から下っていく人生に。今年の健診で身長が1cm縮んでいたのも、地味に効いていたり。

それに加えてダメージを受けたのはしばらく引きこもってたことですね。とにかく誰にも逢わないで、勝手に酔っ払っちまった方が勝ちなのは吉田拓郎さんの「ペニーレインでバーボン」という曲のなかだけの話で、真に受けたわたしはアタマが退化してしまったようで。だだでさえ出社できず周囲に迷惑をかけてしまう師走に、在宅の仕事でミスってしまうし、ついでに歯医者の予約もすっぽかしてしまうし、ろくでもない一週間でした。

 

そんなわけで、ここしばらく少々自分に対して捨て鉢になっていたのですが。

今日〝両親が自分と同い年〟という初対面のひとと対等に接したことで、若干気持ちが持ち直したというか。このまま老け込みたくないな、少しは逆らってみたいな。そんな気になったんです。いつまでも若造のような謙虚な気持ちとか「こうき心」を持っていたい、と。

拓郎さんがかつて、自分の若い頃の仲間よりもKinKi Kidsのような若い世代との付き合いを大事にした気持ちが、なんとなく実感できたような気がしました。

 

わたしの好きな、ユッコこと岡田有希子さん。

きっと、この空の下にいたとしたら素敵に年齢を重ねたことでしょうね。

あの日止まってしまった、ユッコさんの人生という時計。彼女の分もあわせて、自分の時計のネジをこれからもしっかり巻いていかなくちゃ。そして心が錆びついてしまうまえに、油を差すのを忘れないよう気をつけなければ。

そんな気にさせてくれる、ユッコさんのファンになってよかったと思います。

 

文中のカギカッコをつけた言葉は、吉田拓郎さんの曲名から拝借しました。

photo by yukikostarlight

 

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