ついこの間まで綺麗なオレンジに紅葉していたレセダ アルバの葉がすっかりベージュになっています。


かと思うと、株元からはこんな青々とした葉が伸びていて。


レセダアルバって暖地だと花後までの一年草扱いだそうですが、難なく夏越ししてくれました。

ただし耐寒性は-10℃前後とあるので、うちでは冬越しはかなり厳しいと思います。

でもまあ、ダメ元で株元にたっぷりと籾殻を盛っておいたんですけど、どうなるかなぁ。



しゅっと上に伸びたパニカム ヘビーメタルの穂。ヘビーメタルは直立性で倒れなので背は割合と高くても扱いやすいグラスです。




その足元に、こんもりと繁るセスレリア グリーンハイブリッド。小型のグラスで姿もいいので、これも花壇で使いやすそう。




モリニア カエルレア トランスペアレントは、穂がアーチ上に大きく伸びて広がりますが、葉の部分は下の方のみにこんもり繁るだけなので他の植物の邪魔にならず、透け感があり大型だけど使いやすい感じです。

モリニアは、秋に茎や穂が金色になってすごく綺麗なので気に入っています。

もっと場所を取らないモリニアをと考えるなら、モリニア ハイデブラウトとかの方がよいかもしれません。



夏に葉が青い間は倒れまくってたパニカム プレーリースカイですが、枯れて軽くなったらすくっと立ち上がりました。



お隣のメハジキのシードヘッドの背景として、今ようやくいい感じです。

メハジキって花も可愛いんですけど、このシードヘッドの面白さは格別ですよね。

こぼれ種子で、花壇の中にも広がってくれないかなぁ。



ソリダゴ ファイヤーワークスって、枯れ姿がなんて美しいんでしょう…って、毎年この季節になるとは感じています。




ペニセタム フェアリーテイルの穂がずいぶんとすっかすかになってきました。風で飛んだか、誰かに種子を齧られたか…??

そう言えば、今日回覧板を持ってきてくださったご近所の方が、一昨日の早朝4時頃、子連れの鹿を見たっておっしゃってました🦌🦌



アスターの花柄です。このアスター、うちで一番遅く咲いてくる白いアスターなんですが、種子も真っ白でほんとに綺麗なんですよね。


アスターのシードヘッドとミューレンベルギア レバコニーの組み合わせ。




この白く抜けてるのは、青色フジバカマのシードヘッド。



そしてその奥に、初冬を彩るソリダゴ ファイヤーワークスの枯れ姿。



ちょっと花壇の様子を観察してみると、枯れ姿の植物の足元では、匍匐性の宿根草や春草が広がり土がどんどん覆われています。





白い斑入りの葉は、エゴポディウム ポダグラリア ‘バリエガータ’↓

広がりすぎる傾向はありますが、セリ科で鹿にも齧られず寒さにも強いグランドカバーです。

初夏にはオルラヤに似た清楚な白い花が咲きます。


これからどんどん気温が下がり土が凍るので、何かしらのグランドカバーで花壇が覆われてるっていうのはすごく大事なんですよね。


通路だって、クローバーやウッドチップ、


冬に備えてロゼットになった野草の葉でしっかり覆われています。

通路だって野草やウッドチップで覆われていさえすれば自然と水捌けがよくなって、水が滞ること無く逃げ道になってくれるんですよね。



今年リニューアルしたばかりの花壇は、緑よりマルチの籾殻の方がまだ目立ってますが、



昨年リニューアルした花壇は、もうすっかり緑で覆われてます。


特に、春草のハコベがぎっしり生えてきてるのが嬉しいです。


ハコベは、良くできた畑土に生えると言われてる野草で、これが出てきたら何を植えても育つほどよい土になっているそうです。


何と言ってもしっかりと団粒化した水捌けと水もちがよい土が理想ですよね。

水捌けがいいと大雨で土が流されることも無いし、水もちが良ければ暑さや乾燥で植物が弱ってしまう心配もありませんから。

ジョーロで水やりしたときに、水が横に流れずそのまま地面に吸い込まれるようになったら最高です。

ハコベが自然に生えてくる土ってそんな感じだと思います。

特に今の時期に生えてくるハコベは土を厳しい寒さから守ってくれるので、このまま、よしよし、いい子…って大事に見守ります。



↑は、秋にグラスの苗を植えたばかりの場所です。土がむき出しにならないようしっかりと籾殻でマルチしてあるので多分大丈夫😊



もぐら塚が目立つ季節になりました。うちの場合、もぐら塚が作られるのはたいてい通路か、せいぜい花壇の境目です。

花壇の中は冬の間もぎっしりと宿根草の根が張り巡らされてるので、侵入できる隙間が無いんではって思ってます。

冬も生きてる根を土の中に保つのって、根と共生してる微生物の生存を助けることにもなり、土作りにとって大切なことなんだそう。



そういう意味では、年中植えっぱなしの宿根草花壇って理想的ですよね。


庭を歩いてると、無数の野鳥の声が聞こえ、カサコソと動く気配を感じます。



冬の間も残した宿根草の地上部は、虫達の格好の隠れ家であり、野鳥達のお食事の場所ともなります。

冬も多くの生命を養ってるナチュラリスティック ガーデンってすごいですよね。


もちろん、枯れ姿は人の心も癒してくれます。

それが美しいって思える感性を持ち合わせていれば…ですけどね。





八ヶ岳南麓庭暮らし 連載三部作


庭造りの方法

ノンディグ(不耕起)&オーガニックな栽培法の提案です。気候変動を抑制する今話題のカーボン・ファーミングに通じる庭造りの方法。


庭造りの変遷 



八ヶ岳の庭仕事12ヵ月





にほんブログ村 花・園芸ブログ バラ園芸へ
にほんブログ村

にほんブログ村 花・園芸ブログ ガーデニングへ
にほんブログ村

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 八ヶ岳情報へ
にほんブログ村