ついこの間まで綺麗なオレンジに紅葉していたレセダ アルバの葉がすっかりベージュになっています。
かと思うと、株元からはこんな青々とした葉が伸びていて。
レセダアルバって暖地だと花後までの一年草扱いだそうですが、難なく夏越ししてくれました。
ただし耐寒性は-10℃前後とあるので、うちでは冬越しはかなり厳しいと思います。
でもまあ、ダメ元で株元にたっぷりと籾殻を盛っておいたんですけど、どうなるかなぁ。
しゅっと上に伸びたパニカム ヘビーメタルの穂。ヘビーメタルは直立性で倒れなので背は割合と高くても扱いやすいグラスです。
その足元に、こんもりと繁るセスレリア グリーンハイブリッド。小型のグラスで姿もいいので、これも花壇で使いやすそう。
モリニア カエルレア トランスペアレントは、穂がアーチ上に大きく伸びて広がりますが、葉の部分は下の方のみにこんもり繁るだけなので他の植物の邪魔にならず、透け感があり大型だけど使いやすい感じです。
モリニアは、秋に茎や穂が金色になってすごく綺麗なので気に入っています。
もっと場所を取らないモリニアをと考えるなら、モリニア ハイデブラウトとかの方がよいかもしれません。
ちょっと花壇の様子を観察してみると、枯れ姿の植物の足元では、匍匐性の宿根草や春草が広がり土がどんどん覆われています。
白い斑入りの葉は、エゴポディウム ポダグラリア ‘バリエガータ’↓
広がりすぎる傾向はありますが、セリ科で鹿にも齧られず寒さにも強いグランドカバーです。
初夏にはオルラヤに似た清楚な白い花が咲きます。
これからどんどん気温が下がり土が凍るので、何かしらのグランドカバーで花壇が覆われてるっていうのはすごく大事なんですよね。
通路だって、クローバーやウッドチップ、
冬に備えてロゼットになった野草の葉でしっかり覆われています。
通路だって野草やウッドチップで覆われていさえすれば自然と水捌けがよくなって、水が滞ること無く逃げ道になってくれるんですよね。
今年リニューアルしたばかりの花壇は、緑よりマルチの籾殻の方がまだ目立ってますが、
昨年リニューアルした花壇は、もうすっかり緑で覆われてます。
特に、春草のハコベがぎっしり生えてきてるのが嬉しいです。
冬の間も残した宿根草の地上部は、虫達の格好の隠れ家であり、野鳥達のお食事の場所ともなります。
冬も多くの生命を養ってるナチュラリスティック ガーデンってすごいですよね。
もちろん、枯れ姿は人の心も癒してくれます。
それが美しいって思える感性を持ち合わせていれば…ですけどね。
八ヶ岳南麓庭暮らし 連載三部作
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