今日は、朝からバラの元肥やりをしました。

八ヶ岳の庭では真冬は土が凍っていますし、寒すぎて作業するのは無理なので、バラの元肥は毎年3月中旬頃に施しています。

昨年は自作の発酵肥料にバラの家のオーガニック肥料を足して牛ふん堆肥「土の里」でマルチしたんですが…。


今年は昨秋作った米ぬかボカシを元肥にすることにしました。


米ぬかボカシについては、↑の記事もよろしければ参考にしてください。



数ヶ月寝かした米ぬかボカシは、所々↑のように菌がまわって塊になっています。


塊を割ってみると、中まで灰色になっています。

種菌に使ったコフナは確かこんな色でしたから、米ぬかをエサにコフナの有用微生物のコロニーができたのかもしれません。


段ボールの中で作った米ぬかボカシを運び易いよう愛用の緑のシャベルで容器に移します。


マルチに使う完熟牛ふん堆肥「土の里」は、一袋でちょうど二輪車一杯分です。


この二輪車に、先ほどの米ぬかボカシと土壌改良の為の微生物資材「コフナ1号」を容器に入れてセット。


バラは特別肥えた土でないと健やかに育ってくれないお姫様なので、オーガニック栽培ではこういった微生物資材や発酵肥料等を堆肥マルチと共に施し、土中の菌をパワーアップさせるのが大事なんです。

因みに↓の四角い容器に入ってるのが「コフナ1号」です。「フランスコフナ」と違いちょっと鶏ふんの臭いがします。


二輪車を引いて、いざ出発。

まず、バラの根が届いている範囲にコフナを先ほどの緑のシャベル半分位うっすらと撒き、その上に米ぬかボカシを撒きます。

米ぬかボカシは、シャベルに一杯から三杯、株の大きさや種類によって加減しました。

一季咲きのオールドローズは控えめに、四季咲きの大株にはたっぷりと、といった具合です。

さらに、撒いた米ぬかボカシがしっかりと隠れるように、牛ふん堆肥「土の里」でしっかりと株元をマルチします。


米ぬかボカシやコフナの中には、土を肥やしてくれる微生物がたくさん入っています。

彼らが元気よく働く為には、紫外線や乾燥から守ってやらなければならないんです。

ですから、牛ふん堆肥でしっかりとマルチしてやるのはとっても大事な作業です。

もちろん牛ふん堆肥は、土中の微生物達のエサにもなります。

撒いた堆肥の量は、緑のシャベルで一杯から5杯位まで、株の大きさによって加減しました。



午後も庭に出て、なんとか全部のバラに元肥を施すことができました。


ただ順番に重ねて撒いただけなんですが、自然の力で少しずつ時間をかけて土に働き、バラを健やかに育ててくれると思います。



使った米ぬかボカシは、庭全体のバラに対して段ボール箱三箱分でした。



牛ふん堆肥「土の里」は、全部で10袋使いました。


「コフナ1号」は、ほんの少し余りましたが、ほぼ一袋使った感じです。

だいたい、当初予定していた通りの量です。

残った米ぬかボカシ二箱は、花後のお礼肥のときにカリ分補給の為の薪ストーブの灰を少し混ぜて施そうと思います。



一仕事終えて庭を見渡すと…。

一面ベージュの庭の中で遠くからも目立つ、黄色いクリスマスローズが咲いています。


水仙の芽もどんどん伸びています。


今日も暑くて、作業の途中何度も休憩して水分を補給しました。

明日は雨の予報なので、撒いた米ぬかボカシや堆肥がしっとりと土に馴染んでくれると思います。

明日はちょっとゆっくりできるかな。






八ヶ岳南麓庭暮らし 連載三部作


庭造りの方法

ノンディグ(不耕起)&オーガニックな栽培法の提案です。気候変動を抑制する今話題のカーボン・ファーミングに通じる庭造りの方法。


庭造りの変遷 



八ヶ岳の庭仕事12ヵ月





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