昨日も1月としては考えられないくらい暖かだったんですけど、今夜は氷点下にすらならないっていう予報。 



明日もこの異例の暖かさは続くというので、いつもは室内でお世話しているビオラの鉢をテラスに出してみることにしました。



寒風を避けて、昼間はコンサバトリーに置いてるんですが、そこだとうっかりしてると30℃を越してしまうことがあって。


そんな暖かい環境に置くせいかビオラの花色はどんどん春の色に変わってきていて、それぞれの個性がはっきりと分かるようになりました。

今日明日は、久しぶりに外気に触れて、冬らしからぬ和かな日差しを楽しんでくれるといいなぁ。

さて、今日は、10月の庭と生き物の様子(前編)についてお話ししますね。


🌿10月の「庭と生き物の様子」前編

晩秋に向かって少しずつ渋さが増していく10月の庭。花盛りの頃と違った、胸がキュンとなるシーンに出会えます。



秋は日が早く傾くので、午後から夕暮れにかけての光が美しく、


時に幻想的な色合いを見せてくれます。


秋の夕空はさらにドラマチックで、


その空の色を受けた庭も刻々と変わっていきます。


ほんのひとときのマジックアワー。


茜空の表情は、日によっても違っていて、


庭もその空に呼応し、いろんな色合いを見せてくれます。


すっかり日が落ちると、


暗くなった庭の底から、星のように白く花が浮かび上がってきます。





昼間の空も面白くて、


こんな鳥の羽根のような雲が浮かんでいたり。八ヶ岳の秋は空からも目が離せません。


さすがにこの時期ともなると庭は日々渋さを増していくんですけど…

10月に入ってから最盛期を迎える宿根草もあって…例えば下のピンクのフワフワした花、ユーパトリウム 羽衣がそうなんですけど、

 
少しずつ色褪せていく秋の花々のトーンに合わせるように、しっとり静かにと咲き進んで行くんです。



アスターも、遅咲きのものはこれからが見頃。



特に、藤色の花をたっぷりと咲かせるアスター アイデアルは10月に入っても最盛期を保って見事です。




夏の終わりから9月にかけて美しかったシミシフーガは、シックなシードヘッドになりました。



その隣のブッドレアには、渡り蝶で有名なアサギマダラが来てくれて😊毎年この時期にアサギマダラに会えるのが楽しみにしています✨



10月の上旬は、遅咲きのアスターのお陰でまだ少しは見頃を保っていて、


気候も穏やかなので、庭歩きが楽しいです。



庭のミナヅキが赤く色付いてくると、


秋の深まりを感じます。




小道を彩る秋の花々。



グラスの穂もまだまだ美しく。



ゆっくりと色褪せていく庭ですが、



ノイバラのローズヒップが赤く色付いていたり、


野草のナギナタコウジュが、青い花を咲かせていたり、



ミズヒキが咲いていたり。


ナギナタコウジュもミズヒキも、私がそこに植えた訳ではないんですけどね。

ところがちゃんと周囲の宿根草と馴染んで、意図して植えたみたいに調和して咲いてるのがなんとも面白いです。

自然が造り出す美って偉大ですよね。




盛りを過ぎたユーパトリウム チョコレートが、茶色く退色していくのもまた美しいと感じてしまう。





同じユーパトリウムですが、羽衣は今が花盛り。



秋の風情にぴったりです。こういった秋遅くまで咲いてくれる花って貴重。



ペニセタム グリーンスパイクも、この時期の主役です。


カッコいい白い穂が、庭のアクセントとなって。




秋口にはあんなに華やかだったソリダゴ ファイヤーワークスが、こんなに渋くなりました。

でもこの時期のシックな色合いが好きです。




隣地のヤマザクラの紅葉がいよいよ始まりました🍁

庭は、クライマックスへと進んでいきます。

次回は、10月の庭と生き物の様子(後編)っていうことで、紅葉と渋~い庭景色とのコラボレーションをお届けしますね。






連載“庭造りの方法”(2020年度 冬)




連載“庭造りの変遷”(2021年度 冬)




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