心理学を勉強する動機については、
以前も少し触れましたが、
発達障害と診断された上の子についての
さまざまな疑問、それに伴う不安を
学ぶ事で解消したかったからです。
具体的には、精神医学と心理学の
臨床における住み分けを理解したいと
思いました。
上の子そっぴーにとって、何がベストなのか
理解しないと選択ができないと思ったのです。
心理学を学んでそれらについては
概ね、理解した思います。
それだけでなく、体系的に学んだおかげで
私自身にもよかったと思えることが
いくつかありました。
そのうちの2つをお話しします。
1つはメタ認知について理解した事です。
メタ認知とは
『自分が認知していることを客観的に把握し、
制御すること、
つまり「認知していることを認知する」こと』
です。
私はこの概念がスッと腑に落ちるまで
少し時間がかかってしまいましたが、
今ではかなり、腑に落ちています。
メタ認知を理解し、自分のメタ認知を
知覚する事は心の問題について、大きな
進歩をもたらしてくれます。
今、落ち込んでいる、今、焦っている、
今、疲れている、
こういった事に客観的に気付けると
適切に対処できる事が増えます。
そしてこのメタ認知こそが、
鬱の防止にかなり有力な手掛かりに
なりそうな気がしています。
2つ目はマインドフルネスとは何か
について学んだ事。
ヨガが好きで、月に2、3回行くのですが
ヨガの何が良いのか、マインドフルネスとは
何なのかが分かって、ヨガがもっと
楽しめるようになりました。
ヨガをする前に、ランニングをしていた
時期もあるのですが、ランニングをすると
どうして気分がスッキリするのかも、
理解出来ました。
鍵は自動思考をいかに断ち切って脳を
休ませるか、だったのですね!
このポイントが理解できていたら、
キッチンで洗い物をしていても、
自転車を漕いでお買い物に行く時でも
マインドフルネスは出来ることになります。
大切なのは呼吸にフォーカスすること。
その点は吹奏楽とヨガをやっていて
とても良かったと思います。
もちろん、心理学を学んで良かったことは
他にもいろいろありますが、
この2つは私の心の持ち様を変えたと
思います。
勉強って、大事です。