今朝はひさしぶりに(゜ーÅ)ホロリ としました・・・朝ドラ『梅ちゃん先生』
今週のタイトルは 『 ふたつの道 』
いろんな『 ふたつの道 』が描かれていたのですが・・・
そのなかからひとつ。
ご存知の方も多いかと思いますが
梅ちゃんには、物事を理論で考える優秀でまじめなお医者さんのカレシが居ます・・・松岡さん。
松岡さんが担当する末期ガンの患者さんが、
『 どうせ死ぬならじぶんちの畳の上で死にたい 』
病院での治療を拒否し退院してしまったので、
梅ちゃんに在宅診療を頼み、さらには、なんとか病院で治療するよう説得してほしい。
と、松岡さんは梅ちゃんに頼みます。
ある時、患者さんがつぶやきに、梅ちゃん先生は励まします。
『 あの桜が咲くのは、もぅ見られないんだな 』
『 きっと見られますよ、来年も再来年も。
病院に戻って治療を受けてください。 』
『 生きていてもなにがあるわけでもない。 』
『 そんなことありません、生きる努力をするべきです。 』
お医者さんとして、当然の対応でしょう。
でも、病院で治療をして欲しいという『 説得モード 』を感じている患者さんは
梅ちゃんの話をはぐらかすばかり。
物語はその後、いろんな展開をみせますが
梅ちゃんは、患者さんと一生懸命こころを通わせようとします。
引退後は家で家族とゆっくりと暮らしたかった。
みんなに囲まれて最期の時間をすごしたい。
患者さんのこころの奥には、大切にしたいこんな思いがあったんです。
私たちも、身近な親しい人が悩んだり、苦しんでいるときには
そんなことはないよ、と一生懸命励ましたり、
こうした方がいいのではないか とアドバイスをします。
相手のことを思えばこそです。
でも
その人の行動・ことばの奥には、
そのひとが大切にしていたい思いが
隠されていることがあるかもしれません。