1月15日に、神戸ポートピアホテル 31Fにある
眺望が素晴らしいレストラン「トランテアン」にて、
新年を祝う「ガレット・デ・ロワ」のイベントを開催させていただきました。
フラワーデザイナーの広瀬さんとの4回目となる恒例イベントです。
ガレット・デ・ロワは、ベツレヘムを訪れた東方の三賢人によって、
イエス・キリストが神の子として見い出された
エピファニー(公現祭)の日、1月6日に食べるというフランスの伝統菓子。
切り分けたガレット・デ・ロワの中からフェーブが出てきた人は、
王様(女王様)になり、王冠をかぶってその日一日皆から祝福され、
幸運が一年続くと言われています。
近年日本での知名度も高まってきており、SNS効果なのか、
今年は年末からガレット・デ・ロワの人気が沸騰!
完売→追加生産というお店が続出していました。
プレーン以外にも、オリジナルテイストの
アレンジバージョンを考えられるお店が増え、
数種類が取り揃えられているのも嬉しいところ。
本来の意味合いとは異なりますが、カット売りをされるお店も。
さらにシェフの皆さんはレイエ(模様)の美しさにもこだわり、
目にも舌にも魅せられるガレット・デ・ロワが急増!
新年を祝うお菓子として、人気が出ないわけがありませんよね。
今回私は、フレーバーのバリエーションにこだわり、
4種類のガレット・デ・ロワをご用意させていただきました。
お忙しいなかご協力くださったシェフの皆さま、ありがとうございました♡
でも今年はなんと、大雪注意報の日にあたってしまうという緊急事態発生!?
東京からお取り寄せをお願いしたガレットが届くかどうか不安でしたが。。。
2店とも時間通りに、崩れることなくとどいてホッとひと安心♡
それでは各シェフ渾身のガレット・デ・ドワをご紹介させていただきますね!
*ユウササゲ/パルファン
スペシャリテである「パルファン」の味をイメージして
作られたガレット・デ・ロワ。
アールグレイの茶葉を加えたクレームダマンドと
フランボワーズジャム、表面にはバラのグラスがかけられています。
フィユタージュはバターに薄力粉を加えたものを生地で包む方法で、
アンヴェルセのような軽やかさはあるけれども、
フィユタージュがしっかりと主張するようなイメージで作られています。
こうすることで、口溶けも良くなるそう。
生地とクリームのバランスを重視し、中のクリームに負けない
生地を目指してらっしゃいます。
クレームダマンドは紅茶を加えるため産地にはこだわらずアメリカ産を。
バターは四つ葉バターを使用。
クレームパティシエールは加えられていません。
模様は太陽。
表面にグラスをかけても見えなくならない様にとの配慮から
この模様にされたそう。
ロマンティックなピンクのグラスが、お部屋に入られた瞬間から
参加者の皆さんの注目を集めていました!
ガレット・デ・ロワには珍しい、乙女ティックなピンクのビジュアルはもちろん、
エレガントなバラとアールグレイのアロマの余韻にうっとり♡
ぜひお店に伺って、パルファンのプティガトーを食べてみたい!
と大人気でした(*^-^*)
*アヴランシュゲネー/ガレットキャラメルポンム
フィユタージュはアンヴェルセ。
アーモンドは、自家製タンプルタンを使用。
レイエは浅すぎず、深すぎず。太陽模様。
食感は、ザクッとサクッの中間くらいで、風味はしっかりと。
バランスは、ショソンオポンムよりも重くなるように仕上げられています。
りんごはコンポートとドライを混ぜ、それにキャラメルを加えて。
フィリングは、味も食感もねっとりと濃厚で、
ほろ苦く煮詰められたキャラメルがバターの風味と相まって
リッチなフィユタージュ菓子へと高められています。
たしかに、ショソンオポンムよりも重厚なイメージのリンゴのお菓子。
初体験の美味しさでした♡
第2章につづきます・・・