9/19O.A.のよ~いドン!オススメ3のコーナーでご紹介した2軒目は、
「パティスリー ショコラトリー エメラ」さん。
奈良県・富雄にある創業40年以上を誇るお店ですが、
ベルギーなどで修業経験のある尚樹シェフが数年前に2代目を引き継ぎ、
色鮮やかで宝石のように煌めくボンボンショコラやプティガトーが注目を浴びているお店です。
奈良とはいっても大阪から30分程というアクセスの良さも魅力ですね。
今回ご紹介させていただいたのは、奈良県・月ヶ瀬村のほうじ茶と
奈良県産の抹茶を使い、雅やかな奈良をイメージした『雅』というケーキです。
ミルクチョコレートのムースの中に、ほうじ茶のクレムーと抹茶のババロア、
薄くフランボワーズのクレムーと白ゴマのチュイルを重ね、
土台にはビスキュイショコラ・サンファリンヌを。
上には抹茶のちょっと面白い生地がトッピングされています。
元々は月ヶ瀬のほうじ茶を使って何かを作りたいということから生まれたお菓子ですが、
異なる2種類のお茶を合わせることで、ほうじ茶の香ばしさと抹茶の苦味の
両者がお互いを引き立て合い、そこにフランボワーズの酸味と
ゴマの香ばしさ&カリカリとした食感がアクセントになり、
バランスよくひとつのお菓子にまとめ上げられています。
トッピングされている不思議な生地は、レストランのお料理からインスパイアーされたもの。
抹茶のフィナンシェのような生地をエスプーマで紙コップに入れ、
電子レンジに数十秒かけると、こんな風にもこもこと膨らんできます。
シフォンケーキよりもさらに気泡が大きくエアリーな食感。
見た目のコレ何?という驚きや、食べた時の新食感への驚きとともに、
冷たいムースを食べている途中で口に含むと、ほんわりとやわらかな
温かみが広がり、お口休め的な存在になっています。
この『雅』の隣には、泡がトッピングされている『プラリネ オランジュ』というお菓子も。
最近藤原シェフは、食べて美味しいのはもちろんのこと、
ビジュアルからワクワクしてもらえるような「驚き」や「不思議さ」にも注力して、
今までとは違うアプローチからお菓子作りに取り組んでらっしゃいます。
地元奈良県産の旬の素材を活かしたお菓子や、ベーシックな焼き菓子、
そしてカラフルで個性的なビジュアルが目を惹くお菓子やボンボンショコラと
アイテムもとても豊富なので、ぜひ富雄まで足を運んでみてくださいね!