世界パティスリー2009 ☆ プティガトー編 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
スイート・スイーツジャパン ☆ 出展ブース編
世界パティスリー2009&スイート・スイーツジャパン前夜祭
スイート・スイーツジャパン ☆ 飴細工&トークショー編
スイート・スイーツジャパン ☆ デモンストレーション編 -1
スイート・スイーツジャパン ☆ デモンストレーション編 -2
世界パティスリー2009 ☆ プロローグ編
世界パティスリー2009 ☆ 皿盛デザート編
世界パティスリー2009 ☆ アントルメ編
世界パティスリー2009 ☆ ボンボンショコラ編
世界パティスリー2009 ☆ ガトー・ド・ヴォワイヤージュ編

  
  
  



★ プティガトー ★


・各チームは3種類各13個のプティガトーを製作する。
  チョコレートが主となるプティガトー
  生地(パート・シュクレ、パータ・シュー、フィユタージュなど)を使ったプティガトー
  グラスを使用するプティガトー
・グラスを使用するプティガトー以外のプティガトーは、80-120gに収まるように作ること。
・チョコレートのプティガトーは、外観上全体的にチョコレートが使用されていることが分かれば、
 配合、形などは自由である。紙製の台紙などにのせて仕上げること。
・生地を使ったプティガトーは、外観上何らかの生地が使われていれば、
 配合、形などは自由である。紙製の台紙などにのせて仕上げること。
・グラスを使用するプティガトーは、実行委員会が用意する
 直径3.8cm、高さ8.5cmのグラスを使用しなくてはならない。
・プティガトーの試食は2日目、作業時間から5時間後に開始され、
 皿盛デザートと同じ順番で10分の時間差を持ってなされる。
・プティガトーは下記基準によって審査される。
  仕上げの芸術性 20%
  技術的な完成度 20%
  全体のバランス 20%
  素材感     20%
  オリジナリティ 20%

  
  
  


  
それでは、順位にそって作品をご紹介させていただきます。
(若林シェフにお写真をご提供いただきました)

3種類のプティ・ガトーを、同じ長方形のプレートに並べ、
審査員には、左から食べてもらうというルールになっています。
(味の淡いものから濃厚なものへ。シンガポール以外は、 
 最左に、グラスデザートを配されていますね。)

  
  
  
●フランス



  
左より・・・
「Coccinella(コクシネラ)」 
 グラスデザートは、苺のピューレ、柚子のゼリー、パンナコッタのクリームと
 フレッシュ感たっぷりの苺と柚子が心地よいデザート。
 飴細工の葉っぱの上にはてんとう虫がのっています。
 葉っぱの中央からスプーンを入れて食べる…というのが心憎い演出ですね。

「Marguerita(マルゲリータ)」 
 
ナッツとキャラメルのシュー。
 食感がすごい!驚きのシュー・・・なんだそう。

「Nirvana(ニルヴァナ)」
 
ミュールを使用したチョコレートケーキで、なめらかさがたまりません。
 上にのっているミュールは本物ではなく、ゼリーでできているんですって。

  
ガトー・ド・ヴォワイヤージュ以外の全ての味覚部門において1位に輝いたフランスチーム☆
たしかにどの種目も、間違いなく美味しそうですよね。
中でも、このプティガトーのプレートはかなり魅かれました❤
こちらもエコール・クリオロさんで販売されるご予定はないのかしら?!

  
  
  
  
●日本




  
左 : グラスデザートのTOPの苺は、実は本物の苺ではないんです!
  なんと、苺の飴包みなんですって!
  プティガトーの中で、ここが一番のサプライズポイントでした。
  飴細工を得意とする秋城シェフが、スフレを使い、極薄の苺の飴を作り、
  中に苺のソースが注入されています。
  コンコン♪とスプーンでと飴を割ると、苺のソースが流れ出すという演出は、
  グラスデザートだからこその醍醐味。
  流れ出したソースが、一気に他の層と一体化していきます・・・
  下には宮崎産マンゴーとレモンのゼリーを。

中央 : パッションとバナナのムースに、土台は リンゴのソテー入りのタルト。
     オレンジに染まったホワイトチョコレートの飾りは、まるで太陽のよう?!


右 : ショコラとコーヒーのムース。土台は胡桃入りのクランブルで、
   ふんわりとしたムースに、ガリガリとした食感をプラスされているそう。 

    
  
  



●アメリカ




グラスは、オレンジとバナナで、薄いジュレをグラスに貼り付けているそう。

中央の真っ赤なお菓子は、ラズベリーとアーモンドのムース。
土台は、真っ赤なシュトロイゼルがシュー生地に付けられています。

  
  
  
  
●シンガポール
  


  
●イタリア




  
●中国




  
●オーストラリア




  
●マレーシア




  
以上5種目で、味覚審査は終了です。
この時点で、1位フランスと2位日本の点差は155点。
これに芸術点(飴細工&チョコレートピエスモンテ)と作業点がプラスされます。

ピエスモンテの作品につづきます・・・