

今月は大人の事情により(笑)プリン強化月間ということで、
毎日2プリンほど食べています・・・栄養バッチリかな^^;
(でも小麦粉LOVERの私は、食感がある方が好きなのでやや辛いかも・・・)
そこでプリン専門店ってなかったかなぁ・・・ということで思いついたのが、
以前にお取り寄せでいただいたことのある、芦屋ぷりん とあっせさん。
こちらのとあっせさんは、オープンされた経緯がちょっと変わっていて・・・
音楽のお仕事をしてらした女将が、おでん屋の芦屋楽ぜんさんで
デザートにだされたプリンのあまりの美味しさに感動し、
(ご主人は元パティシエなんですって)
ご主人に、プリンのお店を出させてください!と頼み込まれたそう。
そして、「プリン一つで至福の時を作り出すお手伝いが出来たら!」という想いから、
プリンの研究を重ね、素材やお店作りに関しても色々とこだわりを重ねられて、
2年という歳月を要し2007.9月、とうとう「芦屋ぷりん とあっせ」さんが誕生したわけです。
「とあっせ」とは「永遠の想い」という意味で、
日本語の「永遠(とあ)」とフランス語の「パンセ(想いの意)」をあわせた造語だそう。
とっても響きが素敵なネーミングですね♪
外観は京の町屋のような佇まいですね。
それにしても・・・このプリンのロゴ、可愛い~❤
子供の頃に思い描いたプリンの画、そのまんま♪

2、3人入るといっぱいになってしまいそうなこじんまりとした店内に、
プリンが、和菓子のように整然と並べられています。



プリン専門店なのかと思っていたんですが、
季節限定商品のショコラ系のお菓子や、コンフィチュールなども。
7種類の有機・無添加ドライフルーツを洋酒に漬けこみ、
ビターチョコレート2種の深い味わいをプラスして焼き上げたという
長期低温熟成の、贅沢なフルーツ&チョコレートケーキ‘絢爛’は
なんと1ホール7350円!(15cm 900g 写真右)
ちょっと手が出ないかなぁ・・・
ドライフルーツが4種類の‘真心’なら、4200円です(15cm 680g 写真左)
でも生地よりもフィリングの方が多く、ベラベッカを髣髴とさせるそのビジュアルは、
かなり魅力的でした~❤
マンデルショコラ(右写真)やこのケーキは、ショコラの季節限定の商品なので、
3月いっぱいで終了予定だそうです。
私も手の届くショコラ系のお菓子を購入してみましたので、後ほど・・・


余談なんですが・・・
先日のモバックショー で、突然壊れてしまったデジカメを修理に出したところ、
なぜか今までと使い勝手が違うような気がするんです。
思うような明るさや、色合いの写真が撮れなくって・・・
お気に入りのデジカメだったから、新しいのを買えば!
という誘惑にも負けず、壱萬円もかけて修理したのに・・・
なんだかとってもブルーです(涙)
とあっせさんの定番プリンは、芦屋ぷりん、はちみつぷりん、らんのぷりん、
幻のぷりんの4種類(黒い蓋は季節限定の生チョコプリンです)
お日持ちは3日ということですが、蓋がついておらず、
紙で巻かれているという和スタイル。
それぞれのプリンに、専用のシロップが別添されています。
幻のぷりんのみ陶器入りの95gサイズで、
他のプリンには、大95gと小75gがあります。
小サイズは、かなりミニミニサイズかな^^;
プリン生地自体の色合いはあまり変わらない気がするんですが、
シロップの色合いが見事に違いますよね。
私はこちらの方に興味深々!
蜂蜜は苦楽園にある、蜂蜜専門店「はちみのや」さんから仕入れられているそう。
一時期蜂蜜にはまっていた私は、こちらのはちみの屋さんや
ドラート・神戸店さんに足繁く通っていたなぁ・・・


兵庫県産ノンホモ低温殺菌牛乳、兵庫県産放し飼い鶏の有精卵
岩手県産無添加生クリーム、ブラジル産オーガニック粗製糖と
選りすぐりの素材のみから作られた芦屋ぷりん。
素材の選定には情報があればどこへでも足を運び、
添加物は基より香料やお酒も一切使わず、
シンプルだからこそ、この4つの素材の風味と香りを
最大限に生かしたプリンに仕上げられています。
「美味しい」の前に「小さなお子様でも安心して食べられる」ことが
不可欠だと考え、添加物は一切排除されているとのこと。
食品であるうえに、小さなお子様もよく食べられるお菓子なので
とても大切な考え方ですよね。
まずはキャラメルをかけずに、そのままひと口いただこうと
スプーンを入れると・・・とろろ~ん♪
でもいわゆる巷のとろとろプリンとは違い、
瑞々しく、上品でシルキーな口あたりなんです!
生クリームでだしている濃厚なとろとろ感ではなく、
なんて言うのかしら・・・温泉卵の白身のような
スルッとスプーンから逃げてしまうような、上品なとろとろ感。
舌の上を滑るように通過し、お口の中から消えてしまった後には、
卵と生クリームのコクのある余韻が、やさしくも力強く広がっていきます。
プリン生地自体の香味を楽しみながら、半分ほどそのままで食べ進めた後に、
キャラメルシロップをかけていただくと・・・
わっ!!! かなりインパクトが強烈!
キャラメルシロップをかけた瞬間に、フェミニンなお味が一変!
パワフルなほろ苦さが迫ってきます。
だから、あまり一度にかけすぎるのは厳禁です!
プリン生地の風味が一瞬にして損なわれちゃいますから・・・
とろりとした至福の食感と、コクがあるのにさらりとした後口。
余韻に広がる上品甘みが印象深く、素材の風味を大切に
されていることが伝わってきます・・・


はちみつぷりんには、高い養蜂技術を持ち採蜜後にプレンドをしない、
ハチが集めた自然のままのすばらしい蜂蜜を生産する養蜂家から
直接買い付けるというスタンスで、信頼に値する蜂蜜専門店
苦楽園のはちみのやさんの蜂蜜が使用されています。
月替わりで、その時季に一番おいしい蜂蜜を!ということで、
私がいただいた今月は、岩手県産の百花蜜の蜂蜜でした。
他にもあかしあ、りんご、栗、あざみ、れんげ、みかん、
とち、シークゥワーサー、さくらんぼ、クローバーなどなどを使われているとのこと。
毎月食べ比べてみるのも楽しそうですね♪
蜂蜜のまろやかなコクが卵のコクと共鳴しあい、
お互いの風味を一層引き立てています。
プリン生地自体のお味は、芦屋ぷりんよりもコクがあり濃厚。
そのままでも充分に美味しくいただけます。
というか、私はそのままいただく方が好みかも。
それぞれの素材の風味、香り、コクがしっかりと感じられた後に、
それを追うように広がる華やかな蜂蜜のアロマ・・・
蜂蜜好きの私は、この心地よい余韻に暫しひたってしまいました。

砂糖不使用のヘルシーならんのぷりん。
お砂糖の代わりに天然の糖分、オーガニック竜舌蘭(りゅうぜつらん)エキスが使用されています。
生クリームも、低脂肪の無添加生クリームを使用。
美味しければ、スイーツにはヘルシー感は一切求めない私だけど(笑)
竜舌蘭エキスは、初めて聞く言葉なので興味津々。
竜舌蘭エキスとは、メキシコの高地で有機栽培された
竜舌蘭科の植物の茎から集められた蜜で(10年に一度しか開花しないんですって!?)
グラニュー糖の1.4倍の甘味があり、低カロリーで
スッキリとキレの良い甘みが特徴なんだそう。
たしかに・・・他の3種類のプリン生地とは全く異なる風味。
卵や乳の風味やコクがくっきりと際立ち、
凛然たるやさしさの甘みと溶けあいながら、
スーっと、自然に体内に吸収されていく感じがします。
後味のキレが素晴らしく、まるで口中が浄化されたかのよう・・・
植物の清々しさと生命力を髣髴とさせる、竜舌蘭エキスの不思議な甘み。
ちょっぴりその魅力の虜になってしまいそうでした。

お砂糖の替わりに、「幻の蜜」といわれる日本蜜蜂の蜂蜜をふんだんに使った幻のプリン。
蜜の入荷量が少ないため数量限定での販売で、
とあっせのぷりんの女王様と呼ばれているこのプリン。
お値段も他のプリンが500円強なのに対し、1155円とちょっぴりお高めです。
日本蜜蜂は1年を通して様々な花々から蜜を採るため、
西洋蜂の様に1つの花の蜜ではなく、百花蜜となるそう。
そのため蜂蜜の入荷ごとに風味が違うのが特徴です。
奇しくも今月は、はちみつのぷりんの蜂蜜も百花蜜だったんですが、
それをはるかに凌駕する、湧きあがるように高貴な花の薫り・・・
思わずぷりんに、顔をぐ~んと近づけると・・・
まるでアロマキャンドルから香り立つアロマのように、
孤を描きながら広がる甘いお花の薫りにうっとり・・・❤



蜂蜜をそのままいただきたい衝動をおさえつつ、まずプリンをひと口。
一瞬お目目をパチクリッ♪ としてしまうほど高貴で芳醇な蜂蜜香が、
どわ~っと押し寄せてきて、鼻腔を刺激します。
ゆっくりとお口の中で転がしていたいような初体験の薫り・・・
まさに口福の余韻が長く続いていきます・・・
正直いただく前は少しお高めかなぁ・・・と思っていたんですが、
他のプリンを2個いただくなら、これを1個いただく方が!
私がとっても蜂蜜好きということもあると思いますが、
やはり香りって、味以上に記憶に深く刻まれるんですね。
プリンはシンプルなだけに、かなり好みの分かれるお菓子。
私はとろとろプリンよりも、昔ながらの、卵のコクが感じられる
しっかりとしたテクスチャーのプリンが好みなんですが・・・
(カラメルのほろ苦みもガツンと♪)
こちらのプリンは、また全然別物の‘ぷりん’として魅力的だなぁと思いました。
それにしても・・・また蜂蜜病が再燃しちゃいそうです^^;
ショコラの限定品につづきます・・・
.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..
店名:芦屋ぷりん とあっせ
住所:兵庫県芦屋市西山町7-4
電話:0797-22-1816
営業時間:9:00~19:00
定休日:月曜