春の新作@ルシェルシェ | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ



ルシェルシェさんのショーケースにも、春の新作が登場していました!

でも、大好きなプロヴァンス カジノ もいな~い(涙)
なんとお昼頃に完売しちゃったそう。。。
嬉しいような悲しいような…ですね^^;

 
 
 
 
●婆娑羅
 



“戦国婆娑羅”の華美な衣装からイメージされたというこのお菓子。
ムーランルージュにつづく、真っ赤なケーキ第2弾?!
 
キャラメルシナモン風味のチョコレートムースの中に
コーヒーキャラメルとフランボワーズの2層のソースが入っています。

ビビッドで真っ赤なビジュアルから想像する通り・・・
かなり個性的でインパクトの強いテイスト!
でも病みつきになっちゃうマニアックな美味しさです^^; 
 
 
 
 


ヴァローナのグラン・クヴァ(カカオ分68%) を使用したムース・ショコラは、
スモーキーで力強く、土っぽさを感じる個性的な香り。
ほのかにスパイシーさも感じられます
さらにここに村田シェフお得意の焦がしキャラメルのほろ苦さと
シナモンの香りが折り重なり、さらに男性的な厚みのあるテイストに。

コーヒーキャラメルのクリームは、シェフお気に入りのコーヒーを
生クリームでアンフュゼし、炊いたキャラメルに加えて。
コーヒーとキャラメル。
ベクトルは異なれど、どちらもガツンとくるビターテイストを
ヴァニラの甘美な香りが包み込み、とろ~り・・・
キャラメル・ムー・ムー(笑)といった、かな~りやわらかな
キャラメルのようなテクスチャーでしょうか。

フランボワーズのソースは、ピューレと果肉を濃~く煮詰めた感じで、
ぷちっ♪と弾ける種の食感の後から、酸味がキュンと広がります。

土台はビスキュイノワゼットで、ナッティな香りと食感をプラス。

構成を聞くと、ショコラとキャラメルがメインのお菓子に思えますが、
村田シェフ的にはコーヒー×フランボワーズのお菓子をイメージして
作られたんだそう。
 
たしかに・・・全層一緒にいただくと、ファーストノートは
ショコラのスモーキーさとキャラメルのほろ苦さが強いんですが、
ミドルはコーヒーの澄んだビターテイストへ。
そしてラストノートには、フランボワーズのシャープな酸味が広がります。
思ったほど重くはない、かといって軽いわけでもない・・・
風味と香りのグラデーション、そして食感のコントラストも素晴らしい一品。

 
 
 
 
●カプリス




ミルクチョコレートのムースの中には、カシスのムースとネーブルオレンジのジャム。
アーモンドダイスを散らしたショコラの円筒の中が気になりますね。

このお菓子は、カクテルのカシスオレンジからイメージされたんだそう(笑)
最初はネーブルではなく、金柑を使われていたんですって。
金柑好きさんとしてはそちらも気になります^^;

 
 
 


 
華やかな酸味をはなつカシス風味のムース・ショコラ・オ・レの中には、
滋味深い酸味のクレーム・カシス。
上に渦巻き状にシャンティ・ショコラ・オ・レを絞り、
ムースの下とTOPには、ネーブルオレンジのジャムが忍ばされています。
このネーブルオレンジの苦みの効いた爽やかな酸味がかなり存在感大。
 
土台はヴァローナのP125を使ったブラウニー。
どっしり重厚でビターテイストのブラウニーと
まったりとミルキーで、ショコラの香り高いシャンティ&ムース。
ショコラの層も、それぞれに口溶ける速度が異なるので、
瞬間ごとに様々なショコラの表情を楽しむことができるんです。

シェフの狙いどおり、カシスオレンジとショコラのマリアージュ抜群です☆

 
魅力的な古典菓子もたくさん並ぶルシェルシェさんですが、
今回はシェフのオリジナリティが光る現代的な新作2種。
どちらも風味、香り、食感のコントラストとハーモニーが素晴らしく、
ひと口の中で色々な変化を楽しむことができます。
やっぱり村田シェフのお菓子、大好きだなぁ❤

 
 
 
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店名:パティスリー ルシェルシェ(Patisserie Rechercher)
住所:大阪府大阪市西区南堀江4-5 B101
電話:06-6535-0870
定休日:火曜日
営業時間 10:00~19:00