世界パティスリー2009 ☆ プロローグ編 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
スイート・スイーツジャパン ☆ 出展ブース編
世界パティスリー2009&スイート・スイーツジャパン前夜祭
スイート・スイーツジャパン ☆ 飴細工&トークショー編
スイート・スイーツジャパン ☆ デモンストレーション編 -1
スイート・スイーツジャパン ☆ デモンストレーション編 -2








  
★ホワイトデーに贈る、パティシエ達の世界頂上決戦 世界パティスリー2009


2009.3.14(Sat)-15(Sun) 東京ドームシティJCBホールにて
「世界をつなぎ、世界へ発信する」スイーツの祭典
世界パティスリー2009(IPGP)が開催されました。

この大会は、世界の食と文化の交流、さらには
世界のデザート&スイーツ界の発展に寄与することを目的として、
世界最高権威と評されるパティシエ世界二大大会
「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」(仏)と
「WPTC(World Pastry Team Championship)」(米)に並ぶ、
国内初・アジアを代表する大会として開催されました。

  
  
  



参加国はフランス、イタリア、アメリカ、オーストラリア、
シンガポール、中国、マレーシア、日本の8ヶ国。

世界大会で優秀な成績を収めたパティシエを各国代表として指名。
そのパティシエによって審査委員2名(味覚・作業)
ならびに選手3名が選出され、代表チームとしてエントリーされます。

  
  
  


  
出場選手のエントリー基準は、
各国代表1チーム選手3名、国際審査委員2名の合計5名編成とし、
世界パティスリー大会実行委員会が任命する国際審査員が
自国における選手の任命権を持ちます。
また、選手は参加国において3年以上の居住歴のある
プロのパティシエ(ならびにその他製菓にかかわる職人)とし、
国籍・永住権などは不要です。

日本チームの選手は、左からキャプテンを務める
 秋城 俊徳氏(帝国ホテル)
 鍋田 幸宏氏(レコールバンタン講師)
 野田 朋宏氏(アンテノール )

そして味覚審査員を中島眞介氏、作業審査員を喜島立也氏が務められました。

  
  
  


  
世界パティスリー2009大会組織委員会総裁 森喜朗元内閣総理大臣の挨拶にて
開会レセプションのスタートです。

  
  
 


  
まず、ドゥマール社日本駐在事務所代表 上村究氏より
競技レギュレーションの説明がありました。

2009年のテーマは「エコロジー」

2日間13時間で、皿盛デザート、アントルメ、ボンボンショコラ、
ガトー・ド・ボワイヤージュ、プティガトー、飴細工ピエスモンテ、
チョコレートピエスモンテの7種類の作品を作り上げ、
味覚点、芸術点、作業点を競い合います。

各種目ごとのレギュレーションは、その都度ご説明させていただきますね。

  
  
  


  
この大会で、一般の方々も楽しめるなぁと感じたのが、
大会特別協力委員を務めるシェフの方々によるトークショーです。

左から、エスコヤマの小山シェフ、イマージュの花口シェフ、
ホテルメトロポリタンの橋本シェフ。

パティシエになられたきっかけから、コンクールに関する
色々なエピソードなどを話してくださいました。

小山シェフの言葉で心に残っているのが・・・
「お菓子作りで学べないことを他のことで学び、
 それをお菓子作りにフィードバックすることが大切。
 すべては繋がっているんです。
 選手は今コンクールで頑張っていることが、数年後に繋がっていく。
 だから僕たち応援団も頑張れるんです・・・(中略)
 日本のレベルが上がり、食べ手のレベルも上がってきているので、
 作り手の想いを感じられるお菓子を作らなければならないんです。」 という言葉です。

そして、次世代の若者がケーキ屋になりたい!と思ってくれるように
今後のスイーツ業界を発展させていくためにも、
このような大会を日本で開催する意義があるとおっしゃっていました。

花口シェフが、クープ・デュ・モンド本戦に向かわれる日、
その頃住んでらした神戸は記録的な大雪で、
飛行場まで歩いて行かれた・・・というエピソードも、
今では笑い話にできるますが、当時はとても焦られたでしょうね。
1997年・・・私も神戸に住んでいましたが、
そういえば・・・普段はそんなに雪が降らない神戸に、そんな日があったような気も・・・ 






  
左から、ロートンヌの神田シェフ、コンツェルトの宮本シェフ、
ホテル西洋銀座の浦野シェフです。

神田シェフは、「日本でこのような大会に参加できることに感激しています。
国際大会はやはり国内の大会とは雰囲気が異なり、
筋が一本通ったかのような緊張感がありますね。」と語り、
選手間同士で会話があまり交わされないんですね?という質問に対しては、
「お互いを理解し合いながらやっていくので、会話は要らない。
 動作を見ればすべてが分かるんです!」とおっしゃっていました。

  
また、関西人パワーを発揮して、世界へ羽ばたきたい!とおっしゃる宮本シェフは、
「コンクールで勝つ為には、誰が食べるのかを考え、
 コンクールの流れ、時代の傾向、審査員の顔ぶれを見て作戦を練り、
 勝つための作品を作ることが必要です!」と
 ご自分の経験を踏まえて話されていました。

  
  
  


  
そして、SSJスペシャルサポーターの石田純一さんも、会場に駆けつけてくださいました。
大会当日は赤い靴下を履かれるという噂を聞いていたんですが・・・
多分グレーの靴下を履かれていたような・・・
やはりお洋服とのコーディネートを重視されたんですかね^^;

皿盛りデザートの作品と審査結果へつづきます・・・