京都の新星 ☆ Patisserie S(パティスリー・エス) -4 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
Patisserie S(パティスリー・エス) -1
Patisserie S(パティスリー・エス) -2
Patisserie S(パティスリー・エス) -3


 
 
 
●モンブラン



   



意外にも、和栗のモンブランが登場していました!
10月中旬にお伺いしたときはまだなくて、11月の上旬にお伺いすると
つい数日前に登場したということだったんですが、
11月下旬頃にはなくなってしまうかも?! 

和菓子屋さんが使用されるという、高級な京都丹波栗のペーストを使用。
口あたりをなめらかにするために、無糖のシャンティをほんの僅か加えた栗のクリームは、
まったり、ほろほろっ・・・まるで和菓子の栗きんとんのようなテクスチャー。
和栗ならではの、滋味深く繊細な風味と香りがじんわりと広がっていきます。

土台のシュクセは、じっくりと低温で焼きこまれていて、
ガリガリッとインパクトのある食感♪
中までしっかりとキャラメル色で、ほろ苦さをまとったしっかりとした甘味が広がります。
ほわっとエアリーな微糖のシャンティが、それぞれに印象的深い
栗のクリームとシュクセの仲介役となり、全体をひとつにまとめあげています。

写真から想像するよりもプティサイズですが、和菓子をいただいた時のような
ほっこりと穏やかな、心の満足感が得られますよ。
でも…もうひとついただきたくなっちゃう美味しさなんですよね・・・^^;

 
 
 
 
●ノワイエ



 
マロングラッセが贅沢に散りばめられたマロンムース、
マロンのバタークリーム、胡桃のビスキュイを重ねて。
 
エレガントで透明感のあるコニャックの香りとマロンのマリアージュが素敵☆
地味な色合いながら、華やかな香りが印象深く、
コニャックのエレガントな香りに心酔させられるガトーです。

 
 
 
 
●レザン




 
Sさんのパウンドケーキは、全てこのクグロフ型。 
なぜパウンド型ではなくクグロフ型で焼かれたのかとおうかがいすると、
他店と少しでも差別化し、お客さまの目を惹きたかったからとのこと。
しっとり、むっちりとした部分が多いので、ボリューム感のあるパウンドケーキに。

このラムレーズンのパウンドをいただいて、
シェフのお酒使い好きかも❤と魅了されてしまった私。
ラムの甘く馨しい香りのヴェールに、ふわっと包みこまれる感じ・・・
もうずっとこのヴェールをまとっていたいと思わせられる幸せな感覚です。

私が焼き菓子好きっていうのもあるかもしれませんが、
1/4にCutしたのに・・・もうひとつ、もうひとつって止まらなくなっちゃって・・・

2回目は2種類購入して、やはり・・・段々エスカレートしちゃいそうです^^;

 
 
 
 
●ジャンジャンブル





 
パッケージからだした瞬間に、フレッシュな土生姜の香りがどわ~っと押し寄せてきます。
ジンジャーの香りって、なぜか心が落ち着きますよね。
香っているだけで、身体の中がスーっと清らかに浄化されていく感じ・・・

裏返して見ても、風車みたいでキュートでしょ♪

 
 
 
 
●ピスターシュ




 
イタリア産のピスタチオペーストを使用しているそうで、目にも鮮やかな萌黄色。
ピスタチオとグリオットの組み合わせ、好きなんですよね~❤
Sさんでは、フィナンシェにもこの組み合わせがありますよ。

この3種類の中では・・・レザンかジャンジャンブル・・・
どちらが好きかは・・・ごめんなさい、決められません^^;
あっ、朝はジャンジャンブルで、夜はレザンな感じかな♪

 
今回はいただいたお菓子を中心にレポートしてみました。
まだまだいただけていないお菓子がたくさんありますが、
私がすっかり魅了されちゃってる感じ・・・伝わりましたか?!

関西にもムースの美味しさを広めたいとおっしゃる中元シェフ。
関西ではスイーツにも粉もん文化が浸透していて、
確かにふわふわのスポンジやタルト系が好まれがちですが・・・
(私もしっかりと焼きこまれたタルトや焼き菓子は好きだけど)
是非、このなめらか口溶けのムースも堪能してみてくださいね!
ムースに対する概念が、きっと覆されると思いますので。

 
中元シェフに関する詳しいお話は、シェフ部@nifty
レポートをお待ちいただくとして、ちょこっとだけシェフについて触れるとすれば・・・
まだ弱冠31歳。大学を卒業されてからパティスリー以外の色々な職種の経験を積み、
昨年の2月にパティスリー・Sさんをオープンされました。
だからパティシエとして実際に働かれた期間はまだそれほど長くはないのですが、
とにかく勉強熱心な方で、豊富な知識を技術が追いかけ、
追い越そうと突き進んでらっしゃいます。
 
このお菓子のラインナップを見れば、お分かりになる方はお分かりになると思いますが、
中元シェフは、実は東京の某パティスリーでの修行経験がおありなんです。
でもそのお店に恥じないお菓子が出せるようになるまでは、
自分が師匠のお菓子に追いつき、追い越すまでは、
その名前はできれば伏せておきたいというご意向のよう。

ただ一点の目標に向かって、まっすぐに突き進み、
真摯な姿勢で自分のお菓子を追求し続ける中元シェフ。
お客さまに対しても「本音の意見をぶつけてほしいんです!」と
真っすぐに、誠実に接していらっしゃる姿を拝見すると、
きっとこのお店は、そして中元シェフは、お客さまと切磋琢磨しながら、
グングン成長していくんだろうなぁ・・・と応援したい気持ちでいっぱいになります。
今後が本とにとっても楽しみなお店なので、私も足繁く通いたいと思っています(*^^*)♪

 
11月末からはクリスマスケーキの予約も始まるそうなので、
こちらも是非チェックしてみてくださいね~。
私も勿論予約の予約済みです(笑)

 
 
 
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店名:Patisserie S(パティスリー・エス)
住所:京都市下京区高辻通室町西入繁昌町300-1
   カノン室町四条1階
電話:075-361-5521
定休日:木曜日
営業時間:11:30~19:30