まとめてど~んと ☆ ケ・モンテベロ -3 | ボヌール☆花粉 松本由紀子オフィシャルブログ
ケ・モンテベロ -1
ケ・モンテベロ -2

  
 
 
●ルラシオン
  
  


 
ルラシオンは、フランス語で「縁」という意味。
ある催事をきっかけに知り合い、その後交友を深めることになった
あるお店のシェフへの想いをこめて作られたというこのお菓子。
なんて心温まる、素敵なSTORYなんでしょう・・・❤
 
その催事とは・・・今年1月に東急東横店@渋谷で開催された
SHIBUYAスイーツコレクション2009
その時、モンテベロさんと一緒に頑張られていたのが、
お隣に出店されていた、私も大好きなアカシエ @浦和さんだったんです。
(リンクを貼ろうとしたら…毎月お伺いしてるのに、最近記事にできてなかったです★
 もうすぐまたお伺いするので、夏スイーツはきっとUPしますね!)
 
 
橋本シェフと興野シェフ。
年齢もお近いし、お二人のお話をおうかがいしていると、多々通ずるところがあるので、
きっと気が合われるんじゃないかなぁ・・・って催事前から思っていたら・・・
想像以上に意気投合されたようで ❤ 嬉しい♪

そしてこんなに素敵なお菓子まで登場しちゃうなんて。
(パティシエールの中村さんがアイデアをだされたそう♪)
 
さらに幸せなことに・・・このお菓子が登場した当日に、
このお菓子を作られたシェフご本人を前にして、
贈られたシェフが食べられる場面に同席していた私・・・
と~っても感動的な瞬間でした(*^^*)❤
自分をイメージしたお菓子を作っていただけるって、感動ですよね。
両シェフの好きな素材がコラボしたお菓子なんですよ!

  
  
  
  

 
 
「パッションフルーツとバナナをあわせたクリームに少し薄くミルクチョコのクリームをのせ、
 苦味、甘味をバランスよく仕上げたキャラメルのムースで包み込みました」

酸味好きな興野シェフをイメージしたパッションに
モンテベロさんが大好きなキャラメルを合わせて。

パッションフルーツにバナナを合わせたクリームは、
酸味が丸くなり、どことなくマンゴーのようなテイストに。
お二人とも酸味がキュン♪と効かせるのがお好きなのに、
どうしてあえて丸くされたんですか?とおうかがいすると・・・
パッションの酸味がキャラメルの酸味と重なって、苦みを連れてきてしまうんだそう(難)
バナナの甘みが、パッションの酸味、キャラメルのほろ苦みを引き立て、
全体をまろやかにまとめあげています。

ショコラのビスキュイの上にも、薄くキャラメリゼされたバナナがが重ねられています。
バナナのお帽子(?)が、とってもキュートですね♪

  
夏の香りのトロピカルフルーツと、秋冬を連想させるキャラメル&ショコラ。
キャラメル×ショコラ×バナナのマリアージュはよくありますが、
そこにパッションが加わることで、こんなにもイメージが変わるんですね。
見事に夏色テイストに仕上げられています!

ただ、と~ってもなめらかで口溶けがよく、ギリギリのテクスチャーなので、
お持ち帰りは1時間半までなんですって。
(今の暑さだと1時間ぐらいが限界かも・・・)
それを聞いた瞬間に、食べます!ってイートインしちゃいました^^;
(すでに2回目もいただいている私でした・・・)

  
  
  
  
  
●タルト・ミルティーユ・オ・ラバンド




  
このラバンドと、前のルラシオンは今年の新作。
かなりのカシスLOVERな私は、このラバンドの深い赤紫色を見た瞬間…
ズキュ~ン❤ 一瞬にして虜になっちゃいました(笑)

  
  
  
  


 
「さくさくのタルト生地の中にラベンダーで香り付けしたクリームとオレンジのコンフィ、
 その上にはブルーベリーとカシスのムースリーヌクリームをのせました」

カシス×スミレの組み合わせはいただいたことがあるけど、
ラベンダーとは初めてかも。
同じベリー系のブルーベリーとのアンサンブルも気になりますね♪

    

  
  

   

 
タルト生地の中が、ビジュアルから想像する以上に贅沢な構成に。
生地の中にラベンダーの香りをうつしたアパレイユを流し、
その中にさらに、ビスキュイ・アマンドと、オレンジのコンフィが入っているんです。

ラベンダーの華やかで、甘くフローラルな癒しを誘うアロマと、
オレンジの爽やかな酸味のハーモニー。
このタルトだけでも充分に美味しい~(*^^*)♪

カシスとミルティーユのムースリーヌは、2種類のベリーのバランスが絶妙!
カシスだけでは、やや深く、渋くなるすぎ、一方
ミルティーユだけでは、やや輪郭のぼやけたテイストに。
でも2種類を合わせることによって、ミルティーユのやわらかな酸味を
カシスのエッジの効いた酸味が持ち上げ、
奥深く、ゆったりとした甘酸っぱさが広がっていきます・・・

  
そして全層一緒にいただくと・・・
また異なる柑橘系の酸味と、ラベンダーの香りと混然一体となって…
ゆるりとした安らぎのアロマにいざなわれて、
心地よい風がそよぐ、ラベンダー畑にいるような気分に❤

香りって、ある意味、風味以上に記憶に刻まれるものなので、
お菓子にとってとても重要な要素ですよね。

トッピングのカシスのパート・ド・フリュイと、このお菓子のみでしか味わえない
ミルティーユのマカロン(コンフィチュールにバタークリームをプラス)では、
それぞれのベリーのテイストを堪能することができ、
このお菓子ひとつで、2種類のベリーの色々な表情を楽しめちゃいます。
橋本シェフのカシス使い、好きだなぁ・・・(*^^*)❤

 
去年登場したあのお菓子がマイナーチェンジ?! つづきます・・・

  
  
。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**
  
店名:Patiserie quai montebello (パティスリー・ケ・モンテベロ )
住所:大阪府大阪府吹田市岸部北5-20-3
電話:06-6339-8880
定休日:水曜日・第3木曜日
営業時間:10:00~20:00