[ケ・モンテベロ -2 ]
[ケ・モンテベロ -3 ]
●ラブール

昨年もこの時季に登場していたラブール が、
今年はちょっぴりマイナーチェンジ!
バナナのバタームースとパイナップルのコンポート、
ココナッツのビスキュイ・・・とここまでは昨年までと同じですが、
ホワイトチョコレートのクリームが、昨年はミント風味から、
今年はシトロンヴェール(ライム)風味に。
ライムの青々しい酸味が、暑いこの時季にぴったりだと感じられたそう。
毎年いただいているお菓子が、マイナーチェンジをしているのを発見すると、
なんだかちょっぴり嬉しくなりますよね♪
その中で自分の好みのバージョンを考えてみたりして・・・
「軽い口当たりに仕立てたバナナのバタームースに、爽やかなライムが香る
チョコレートクリームとパイナップルを加えました」
‘ラブール’は、フランスの小さな海辺の町の名前で、
シェフのフランス修行時代の、夏の日の想い出の場所をネーミングされたそう。

ココナッツのビスキュイ、バナナテイストのバタームース、
爽やかなライムの香りをつけたホワイトチョコレートのクリーム。
バタームースの中には、バナナリキュールでマリネした
パイナップルのコンポートが加えられています。
そしてTOPには、昨年はマンゴーソースにフレッシュミントが散らされていたのですが、
今年はライムのピューレがマーブル状に。
さらにバーナーで焼き目をつけたパイナップルをトッピングして、ちょっとお洒落に☆
シェフ曰く、ライムとバナナが合わさるとヨーグルトのような風味になるんですよ!
ということなんですが・・・すいません、分かりませんでした^^;
バナナのねっとりと芳醇な甘みに、パイナップルの爽やかな酸味、
そしてライムの青々しい香りと清涼感の夏らしいトロピカルなアンサンブル♪
昨年は、ミントのハーブっぽい香りがたっていた気がするんですが、
今年は全体が、ライムの澄み渡るような香りに包みこまれて、
より爽やかな一体感が感じられます。
私がミントよりもライムが好きなのもあるかもしれませんが・・・
私は今年の方が好みかなぁ。
ココナッツのシャクシャクとした音感が、とっても心地よいアクセントになっていて、
さらにトロピカルなsummer感をUPしてくれています。
そして昨年も言いましたが・・・このお菓子は常温に戻してからいただくのがポイント!
常温にもどしていただいたときに、全層が渾然一体となるように
各層の食感や全層のバランスを考えられているので、
バタームースが固くしまった状態では、美味しさが全く開花しないんです★
とろ~りと舌の温度でとろけるようなテクスチャーになるまで我慢してくださいね。
風味や香りの広がり具合が全く変わってきますから!
キラキラと輝く太陽を髣髴とさせる目にも鮮やかな一品。
シェフの想い出の地、ラブールってどんな町なんだろう・・・
●クラフティ・オ・スリーズノワール

昨年はちょっと出遅れちゃって食べられなかった、このさくらんぼのクラフティ。
(でも、クラフティ・オ・ミルティーユ は無事いただけましたよ)
私はクラフティはさくらんぼが一番好きなので、嬉しい♪
ブルーベリーのクラフティのアパレイユは、全卵を使用しているということで、
ゆで卵の白身のような、プリンと歯切れのよい食感だったけど、
このさくらんぼのクラフティは、よりとろんとしたコクが感じられます。
アパレイユの配合が違うのかな?
それともフィリングのフルーツが違うと、果汁の染みだし具合とかで変わってくるのかな?
大粒のアメリカンチェリーは、まるでコンポートされたかのように
風味がギュッと凝縮していて、頬張ると果汁がじゅわ~っと溢れ出てきて美味しい~♪

モンテベロさんのクラフティは、フィリングのフルーツがたっぷり。
あぁ~・・・なんて贅沢なんでしょう♪
さっくりと香ばしく焼き上げられたタルト生地とコクのあるアパレイユ、
そしてフィリングのフルーツの三位一体感が、シンプルながら素晴らしい一品。
今年はもうすぐアメリカンチェリーが終わりだそうなので、
また来年かなぁ・・・(涙)
そしてあのお菓子も夏バージョンに! つづきます・・・
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店名:Patiserie quai montebello (パティスリー・ケ・モンテベロ )
住所:大阪府大阪府吹田市岸部北5-20-3
電話:06-6339-8880
定休日:水曜日・第3木曜日
営業時間:10:00~20:00