初めてのロングドライブでケルンを訪れました。
ケルン市内に到着するや否や、道路は渋滞、駐車場は満車、通りは人の波!
クリスマスシーズンの観光地はさすが集客力があります。
天空を突き刺すように聳え立つ大聖堂。
その堂々たる存在感は想像を超えていました。

ゴシック様式としては世界最大の建造物。
重々しい外観と、華やかな内部のステンドグラスのコントラストが美しい。

大火災やナポレオン戦争の影響で、建設開始から600年もの歳月を費やしたそうですよ。

さて、神聖なる大聖堂の外へ出ると空気は一変してお祭りムードです。
大聖堂の真下で催されている『Cathedral X'mas Market』のエントランス。

中規模ですが統一感ある美しいマルクト。

スイスのラクレットをいただけるお店に並んでみました。

熱々のグリュイエールチーズがたっぷりと乗ったバケット。

シェフ風のユニフォームがなんだか微笑ましいこちらのお店では・・・

ドイツの屋台の代表選手、Kartoffel Pufferがいただけます。
じゃがいもを擦ったものをサックリ揚げて、甘酸っぱい林檎のムースと一緒に。
寒いドイツで癖になるお味。

さて、お腹を満たした後は少し歩いて旧市街エリアへ移動。
ケルンに昔から言い伝えられる『働き者の小さなHouse Gnomes(精霊たち)が繰り広げるマーケット』がテーマのようです。
精霊たちが出迎えてくれます。

案内板にも!

こちらのマーケットでは伝統的な工芸品をデモンストレーションしてくれる店がいくつもあり、思わず見入ってしまいます。
鋼鉄から楔を作る店。
メラメラと上がる灼熱の炎に汗しながらの真剣な作業です。

こちらではいかにも職人風のおじいちゃまがベルトなどの皮革に細工を施してくれるようです。

Flammkchhen(薄いピッツアのようなおつまみ)はその場で生地からこねて窯で焼きあげてくれます。

どの店も内装まで趣向を凝らしていて、マーケットへの意気込みを感じます。
こちらの焼き栗の店では魔女風の装束に身を包み、狐のオブジェで森の中のようなどこか妖しげな雰囲気。

広場の中央の木にも灯篭のような装飾が施され、幻想的。

もちろんグリューワインもいただけますよ。
こちらは白ワインのグリューワインで、カップではなく曇りグラス。

子供たちが楽しめる仕掛けもきちんと用意されています。
小さな観覧車は速度が早め!

精霊たちの誘いで幻想的なマーケットを堪能いたしました。
お土産はこちら!
ケルンはその名の通り、香水eau de Cologne(コロン)の発祥の地。
老舗店『4711』にて入手しました。
清涼感のある爽やかな香りです。
