すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ | ゆきがめのシネマ。劇場に映画を観に行こっ!!

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観てきた映画、全部、語っちゃいます!ほとんど1日に1本は観ているかな。映画祭も大好きで色々な映画祭に参加してみてます。最近は、演劇も好きで、良く観に行っていますよ。お気軽にコメントしてください。
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「映画 すみっコぐらし   空の王国とふたりのコ」

 

を観てきました。

 

ストーリーは、

すみっコの町では雨の日が続いていた。そんなある日、空の王国の「おうじ」が落ちてくる。おうじによると下の世界に雨が降り続き、雲の上は深刻な水不足になっているという。雲の王国のピンチを救うため、すみっコたちはおうじとともに空へ向かうのだが。

というお話しです。

 

 

すみっコの町はここのところずっと雨ばかり。もうすぐお祭りなのに止んでくれないかなぁと話していた。湿気が増えてほこりはカビになり、すみっコたちは乾燥剤を持って走り回る。いつになったら止んでくれるの?

 

そんなある日のこと、くもり空の上からとつぜん何かが落ちてきた。「だいじょうぶ?」すみっコたちがかけよると、それは空の王国からやってきた「おうじ」と「おつきのコ」だった。

 

 

空の上の王国は今しんこくな水不足で、おうじはひとりで解決しようとがんばっているけど、おつきのコは心配そう。おうさまが病気で倒れ、おうじが原因を調べている途中で雲から落ちちゃったのでした。

 

雲のたねを使って空飛ぶ雲を作り、空の王国にもどるおうじと共にすみっコたちも水不足の解決にたちあがります。水不足を解決するためのヒントが「みずのしんでん」にあることを知り、すみっコたちも加わって、雲の上の大冒険にいざ、出発!後は、映画を観てくださいね。

 

 

すみっコぐらしの第4弾です。今回は感想の最後の方で少しネタバレさせていただいています。ごめんなさい。雨降り続きのすみっコの町はカビが発生して大騒ぎでした。どうするのかなぁ~と思っていたら、突然「乾燥剤」のボードを取り出してカビちゃんに向けていて大笑いしてしまいました。凄い進化してるんじゃ~ん!まさか火を焚いて乾燥させるとかはしないと思ったけど、乾燥剤は素晴らしい!えらいぞ、すみっコたち。

 

そんなすみっコたちの前におうじが落ちてきます。空の王国のおうじとおつきの子でした。下の町にずっと雨が降ってしまっているので、空の国が水不足になっているとのことで、それは何とかしなくちゃとなります。で、すみっコたちはおうじと共に空の国へ行って、解決に乗り出すんです。

 

 

みんななんかやる気満々で、今回は元気いっぱいでした。空の国に行って、水不足を解消するために”みずのしんでん”に行き、色々なゲームをクリアすることで水不足が解消されるのですが、まるでロールプレイングゲームのダンジョンなんです。謎を解いてゲームで勝つことが水不足解消につながるんです。

 

色々なゲームをすみっコたちがちまちまやる所が何だか笑ってしまいました。ボーリングやらパズルやらをやるのですが、あの短い手足でちまちましてくれる姿があまりにもかわいくて最高でした。

 

 

あとね、とんかつやえびふらいのしっぽが”あぶらぶろ”に入っていて、二度揚げしたら美味しくなっちゃうから食べられちゃうよぉ~!と観ながら慌ててしまいました。二度揚げは気持ちいいのかなぁ。だから美味しくなるのかなぁ。なんだかもう、観ながら何度も和んでしまいました。

 

そんな彼らは水不足解消のダンジョンをクリアしていきます。途中でおうじが自信を無くしたりしても、ちゃんとみんなで助け合ってゴールに向かっていくんです。そうなのよ、仲間でがんばれば解決していくのよ。何でも一人でやろうとしてはいけないんです。そんな事を教えてくれていました。

 

 

そして最後のダンジョンをクリアしようとすると、大切なお友達と別れなきゃいけないという事態に遭遇します。おうじもすこっコたちもそんな事は嫌だというのですが、それをしないと水不足が解消しないという事が解り、仕方なく諦めてその子を犠牲に…となると思ったら、彼らは諦めませんでした。こういうところが上手いよなぁ。

 

一人の犠牲くらい仕方が無いという終わり方じゃないところが良いのよ。水不足解消したければ指示に従ってと言われて素直にそれに従うんじゃなくて、とりあえず色々と試してみるのって大切よね。何事もやってみないと解らない。何でも諦めて我慢するなんて時代じゃないんです。そんな”諦めちゃダメだ!”っていう気持ちに気付かせてくれるお話でした。

 

 

日本人って我慢するのが美徳というような雰囲気があるでしょ。でもそんな時代じゃないんです。言うことは言う、断ることは断る、ルールを守れないなら帰って貰う。やっとそういう時代になってきたような気がします。すみっコたちも、ちゃんと自分たちの力で水不足を解消し、すみっコの町のお祭りも開催されて楽しむことが出来ていました。

 

大人が子供に教えるのは、我慢することじゃなくて正しいことを選択することです。おかしいと思ったら考えさせることです。大人も一緒に考えて、間違いを正していかないといけませんね。すみっコたちに教えられたような気がしました。

 

最後に今回は”カッパいや緑のペンギン”が剣士になって、きゅうりの剣を持っているのに食べてしまうというところに吹きだしました。もー、何してんのっ!かわいすぎる!剣がきゅうりって!(笑)とんかつも剣士になってたんだけど、彼の剣はえびふらいでした。えびふらいのしっぽとかぶってんじゃん!

 

 

私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。私はとっても楽しめました。すみっコぐらしは頭を使わずにほっこりしながら笑っていられるので、ほんとうに癒されます。そしてひらがなばかりだと、何となく安心するのよね。不思議です。大人も子供もほっこりできるので、ぜひ、観に行ってみてください。

ぜひ、楽しんできてくださいね。カメ

 

 

「映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコ」