「フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡 私闘編」
を観てきました。
ストーリーは、
殺し屋協会から謹慎処分を受けてしまった殺し屋・真中卓也。殺しの師匠でもある父親から実家に連れ戻されてしまう。殺し屋仲間の国岡昌幸が様子を見に行くと、家の手伝いに徹する変わり果てた真中の姿があった。本当は殺し屋、やめたくないんじゃないの?と声をかける国岡。この言葉で再び殺し屋として歩む決意を固める。
というお話です。
殺し屋真中卓也は、アルバイトで生計を補う日々を送っていた。ある日、銃の調達依頼で大きなミスを犯し、命の危険に瀕していたところを、同じ殺し屋の国岡昌幸に救われる。しかし、その一件が原因で真中は殺し屋協会から謹慎処分を受けてしまう。
酒に逃げる毎日の真中の前に突然現れたのは京都殺し屋ランキング元祖1位である真中の父親。「まともに仕事もできねえなら、実家の手伝いせえアホ!」と一喝し、無理やり実家に連れ去ってしまうのだった。
しばらくして国岡が様子を見に行くと、そこには淡々と家事をこなし、家の手伝いに徹する変わり果てた真中の姿があった。しかし国岡の「お前さ、本当は殺し屋やめたくないんじゃないの?」という言葉が、真中の眠っていた闘志に再び火をともす。
自分の才能に限界を感じながらも父親に決闘を申し込み、再び殺し屋として道を歩む決意を固める。父親を倒すため、熾烈な特訓の日々が始まった。まずドロップキックを身につけるため”ドロップキックマン”のジムを訪ね、教えを乞うことに。後は、映画を観てくださいね。
最強殺し屋伝説国岡シリーズの3作目です。前の流れを汲んでドキュメンタリータッチで描かれていきます。今回は珍しく国岡さんと真中さんの2人が主演となっていますが、メインは真中さんかな。ダメダメ真中の復活大作戦って感じかしら。前半戦はコメディ要素が大きくて笑えました。真中さん、最悪っすね。私が同僚ならマジでコ〇してます。
真中は一応殺し屋の訓練を受けているので殺せるハズなんですけど、殺しの依頼を受けても全然成功しないようなんです。で、仕方なくウーバーイーツやウーバー武器?のアルバイトをしていて配達をするんですけど、ある時、武器と食事の配達場所を間違えてしまい、一般人の家に銃器を届けてしまうんです。それを一般人が使ってしまい、大事になっちゃうんです。
殺し屋協会は真中に厳重注意をし、謹慎処分を下します。まぁ、謹慎だけで良かったよね。殺し屋協会なんだから制裁でコ〇されても仕方ないんだけど、今回は生かされたようなんです。謹慎中はふてくされて酒ばかり飲んでいまして、回りの仲間から呆れられてしまうんです。国岡さんもいい加減しっかりしろって言うんだけど、全くダメなんですよ。もー、クズですね。
みんなが真中の態度に呆れて見放したところにお父さんがやってきて、真中を自宅に連れ帰るんです。実はお父さんは京都殺し屋ランキング元祖1位の殺し屋でして、とんでもなく強いお父さんなのよ。国岡さんも強いけど年紀が入っている分、お父さん強いのよ。でも年齢を考えると体力は国岡さんの方があるのかな。
実家に帰った真中は父親とその弟子のために家事をする毎日。その家のお母さんになったようでした。真中にとってお父さんは父親で師匠なので、口答えが出来ないんです。かいがいしく世話を焼く姿を見て、国岡たちはこれでいいのかなぁ~と考え始めます。
国岡たちは、真中は思っているよりも殺し屋という仕事を愛していたのではないかと思っていたので、何となくスッキリしないんです。おバカで調子良くて酒に逃げてばかりなんだけど、それでも殺し屋の仕事は好きだったんじゃないかなぁと考えていて、最後に「殺し屋を辞めたくないんじゃないの?」って聞くんです。
真中は自分が本当は殺し屋の仕事が好きなことに気が付いて、とうとう父親に反発してしまいます。そしてどうしても殺し屋の仕事がしたいなら父親を倒してからにしろと言われ、父親と決闘をすることになってしまいます。
それからがこの映画の盛り上がりになるんです。ここまでは、ダラダラゴロゴロした酒浸りの真中をウザッと思う場面が多く、国岡さんはなんでこんな奴と友達になっているのかしらと不思議になるくらいなんですけど、ここからはやる気になる真中が観れるので、観ているこちらの気持ちも盛り上がります。
真中&国岡 VS 父親&弟子が決闘することになるので、凄いアクションを観ることが出来ます。今までのこのシリーズでも凄いアクションが観れましたが、今回は特に凄かったです。父親役の藤澤さんは俳優で殺陣師なので、形がカッコいいんです。それに国岡が合わせているので、迫力があって観ているこちらもドキドキハラハラなんです。父親の弟子・天内役のRioさんのアクションも凄かったです。あ、伊能さんと松本さんは言うまでもなく素敵でしたよ。
真中は決闘の前に技を身に着けるために特訓を受けるのですが、その特訓を受けるジムがドロップキックマンのジムで、そのドロップキックマンをボディビルダーのカリスマである相澤隼人さんが演じていて、すんごい身体を見せてくれます。ドロップキックだけで何人も殺した殺し屋の役で、ドロップキックを真中に伝授するんです。なんかカッコ良かった。筋肉凄かった。
阪元監督の映画らしく、楽しくて面白くて、カッコ良くてドキドキで、とっても楽しめました。会話劇が上手いんですよね。ドキュメンタリーと言っているように、作ったようなセリフじゃないのがイイんです。阪元監督の映画を観始めるとそこにハマるんですよ。私は阪元監督の作品にハマり、次はいつかしらと待つようになりました。
私はこの映画、超!お薦めしたいと思います。国岡シリーズ本当に面白いです。というか阪元監督作品は面白いんです。国岡さんの最強殺し屋伝説はいつまで続けてくれるのかしら。もっともっと観たいし、ベイビーわるきゅーれとコラボもして欲しいし、楽しみだな。ぜひ、観に行ってみてください。
ぜひ、楽しんできてくださいね。
「フレイムユニオン 最強殺し屋伝説国岡 私闘編」